【情報工学科】プログラミングの授業で奮闘中!
情報工学科の授業「プログラミング応用」の様子について、宮崎准教授から投稿がありましたので、学長室ブログメンバーの中道が以下のとおり、お伝えします。
情報工学科の宮崎です。
「プログラミング応用」は2年生の必修科目であり、とても重要な科目です。情報工学科では、1年生の「プログラミング入門」でPythonを学び、2年生で「プログラミング応用」のJavaを学びます。
これらの授業は、学生が自分でプログラムを作成しながら学修していく演習であり、本来ならパソコン室にみんなが集まって行うのですが、昨年度からコロナ禍のために遠隔授業の方式で行うことを余儀なくされています。基本は遠隔のオンデマンド形式で実施して、その他に木曜4限目にZoomで生配信を行っています。
モニターを見ている2名は教員で、手前の2名は演習の手助けをしてくれているSA(情報工学科のStudent Assistantの学生)です。
Zoomにより学生から質疑応答ができるようにしているのですが、あまり活用してくれません。プログラミングを学ぶ演習では、学生から直接質問を聞いて直接答えることが重要で、それができないと授業について来られなくなる学生が増えてしまいます。
その対策として、この演習で学修に不安を感じている学生については、希望すれば大学に来て(遠隔の)授業を受けてもらうようにしています。Zoom配信をしている部屋のすぐ横に自習スペースがあり、そこで学生が各自演習に取り組むのです。自習スペースはそれぞれの机がパーティションで区切られており、感染予防対策も万全です。
上の写真は、学生の質問にSAが答えているところです。
授業の履修者数は80名ほどですが、自習スペース利用希望者は10名にも満たないので、密集の心配はなく、学生からの質問にも丁寧に対応することができています。そのおかげで、演習問題や課題の提出状況が良くなったと思います。授業はまだ1/3ほどしか実施していませんが、残りの授業についても一人でも多く無事に学修が終えられるよう工夫していきたいと思います。
学長から一言:オンデマンド形式で、いつでも自分の都合に合わせて受講できる他に、Zoomを使って同期双方向の指導も行うという手厚い指導方法に感心しました。これなどはコロナ禍を逆手にとって授業改善を行っている好例だと思います。その分、指導する授業者の負担は増えますが、かわいい学生諸君のために労苦を厭わない教員の姿が見えて来るようです。