【備後圏域経済・文化研究センター】研究センターの創設とHPの開設!
新たな地域研究の拠点がいよいよ本格的に活動開始です。今回は、今年度創設された「備後圏域経済・文化研究センター」について、青木美保センター長から届いた以下の報告をブログ委員の清水洋子がお伝えします。
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先日、備後圏域経済・文化研究センター長である私と張楓副センター長とで大塚学長を訪問し、研究センターHP公開の報告と準備中の創設記念シンポジウムについて報告しました。
大塚学長からは、資料室の活用や今後のセンターの活動について激励をいただきました。報告の内容は以下のとおりです。
備後圏域経済・文化研究センターHPの公開について
備後圏域経済・文化研究センターは2020年4月1日付で開設され、2020年度はその開設準備を進めてきました。そして、2021年4月11日にHPを公開しました。本研究センターは、経済学部と人間文化学部を基軸とするものであり、経済研究部門と文化研究部門とがそれぞれの角度から地域経済・文化について研究するとともに、両部門が連携して「備後圏域経済・文化」の独自性を明らかにし、地域発展に貢献することを目指します。
現在はコロナ禍ですが、ICTの社会的活用の拡張とソーシャル・ディスタンスの維持という新たな生活様式の進展において、地域社会の新たな可能性が開かれ始めています。 本研究センターは、まさにその真っ只中で創設されました。その意義を念頭におき、コロナ後の地域社会を見据えて「備後圏域」の経済・文化の伝統とその新たな活用に向けて、一同心を新たにしています。地域の皆様との連携によって研究を続けていく所存ですので、どうかご支援・ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
創設記念行事の計画について
そのような私どもの姿勢表明として、研究センター創設記念行事を下記のとおり計画しています。
●備後圏域経済・文化研究センター創設記念行事「コロナ後の地域社会を考える」
・日時 :2021年11月28日(日)10:00~17:00
午前~記念講演会「危機と社会・文化」
午後~記念シンポジウム「危機への対応―備後地域の過去と未来」
・場所:学校法人福山大学社会連携推進センター9Fホール
※記念講演会の講演者には、玄田有史氏(東京大学社会科学研究所教授)と岩崎文人氏(ふくやま文学館館長)をお迎えします。
なお、行事については、準備が整い次第、センターHPで公開いたします。
学長から一言:地域に根ざし、地域とともに発展することを希求する本学にふさわしい研究センターが動き出しました。未開拓の事実の発見、斬新な研究視点の呈示など、新センターへの期待が高まります。本学が進める福大ブランドの研究「瀬戸内の里山・里海学」の一翼を担うものとして、理系諸研究と肩を並べ、経済・文化面に軸足を置いた活動が華々しく展開することでしょう!センター長、副センター長はもとより、センターに集うすべての研究員・関係者の皆さんの頑張りに大いに注目です。