【危機対策本部】ICTを使った新型コロナウイルス予防対策事例を国際会議で発表!
福山大学の新型コロナウイルス感染症予防対策に関するICT活用の実践事例・研究報告が国際会議で行われました。
IR室の片桐助教、情報工学科の山之上教授、吉津事務職員、そして危機対策本部副本部長の平が紹介します。
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福山大学では、新型コロナウイルス感染症予防対策として、学生及び教職員の健康調査や授業の座席指定などを本学が利用しているクラウドサービス(Office365)等を利用して行っています。福山大学のこれらの対策について、日本時間で4月6日(火)の朝、オンラインで開催された国際会議で発表が行われました。
この発表に関しては、数多くの質問に加えて「実際に感染者数を抑え込むのに成功していて、すごい!」などの賛辞をいただきました。
また、「まだすべての学生の入力が行われていない点について、もっと自動化したいね」といった議論もありました。この点については、本システムも少しずつ改良されており、4月からシステムの管理運営側の負担が少し軽くなる予定です。
なお、本発表の内容はACMのDigital Library に格納されており、以下のWebページでその内容を読むことができます。
https://dl.acm.org/doi/10.1145/3419944.3441219
この国際会議は、コンピュータに関する世界的な学会であるAssociation for Computing Machinery (ACM) の高等教育機関のICTサポートに関する研究会:The Special Interest Group on University and College Computing Services (SIGUCCS) が主催した会議で、我々の発表の他にもアメリカや日本の大学における新型コロナウイルス感染症の影響に関する様々な発表が行われており、大変参考になります。
以下のWebページでこの会議で発表された論文のタイトルや概要を読むことができます。このページではそれぞれの発表論文のダウンロード数が表示されているのですが、福山大学の新型コロナウイルス感染症予防対策事例の発表論文のダウンロード数は、2021年4月7日(水)現在、この会議関係で最多となっており、我々の発表が多くの人々の関心を集めていることがわかります。
https://dl.acm.org/doi/proceedings/10.1145/3419944
学長から一言:片桐助教はじめ関係者の皆さん、世界的なコンピュータサイエンス学会(ACM)での研究成果発表の成功、おめでとうございます!本学の学生や教職員をウイルス感染から守るために日々実践する傍ら、その成果をきちんと研究として纏め上げて公開したことは高く評価されるべきです。素晴らしい!次は同学会の「チューリング賞」でも狙いますか。