【薬学部】表彰された6年生2名が学長室を訪問!
4月6日(火)、薬学部6年生の末田 有土君と大石 亜美さんが、2つの嬉しい報告のため井上薬学部長と道原教授と共に学長室を訪問しました。薬学部ブログメンバーの五郎丸が投稿します。
その1
Team A’s(末田君、大石さん)が、福山市主催の「頭はつらつ教室」のボランティア活動に対する感謝状をもらいました。Team A’sの2人は、高齢者の方たちと会話や計算をしたり軽い運動をしたりして、楽しく元気な日々の暮らしができるようにお手伝いを行いました。
Team A’s メンバーから一言
大石 亜美
この度は、このような感謝状を頂けてとても嬉しく思います。頭はつらつ教室では、参加者である地域の高齢者やスタッフである福山市西南部地域包括支援センターの方などとの関わりがあり、地域における高齢者支援を肌で感じることができました。教室の回数を重ねるごとに、「買い物の計算が速くなった」など自身の変化を笑顔で話す参加者が増え、スタッフの一員としてとても嬉しく思うこともありました。また、参加者との日常会話から現在の高齢者の生活状況などを知り、頭はつらつ教室のような地域の集まりが高齢者の生活に必要とされていることを感じました。将来はこの頭はつらつ教室で得た経験を活かして、地域住民の健康面だけでなく日常生活も気にかけ、サポートできる薬剤師になりたいです。
Team A’sは、令和2年度(2020年度)の奨励賞(福山大学学生表彰:社会活動部門)も受賞しています。
Team A’s(末田君と大石さん)
その2
末田君の執筆した論文が、日本チェーンドラッグストア協会の「第16回日本セルフメディケーションアワード特別賞(学生最高賞)」を受賞しました。論文は、「ドラッグストアー約130店の今後の活動を考えて、福祉施設や大学などと連携してできる活動を提案した」内容をまとめたそうです。
第16回日本セルフメディケーションアワード特別賞(学生最高賞)の受賞について一言
末田 有土
今回、このような賞を受賞することができたのは、グループホームでのボランティア活動や福山市が行っている高齢者支援等の活動へ積極的にチャレンジさせてもらえたからだと思います。高齢化が進んでいく現代社会の中で、地域支援活動やセルフメディケーションに関する啓発活動は益々重要性を帯びてくると考えられます。将来、医療に携わる立場からそれらの活動に参加・発信することで地域社会に貢献していきたいと思います。また、在学中の活動を応援してくれた大学関係者の方々に、改めて感謝の意を表したいと思います。誠にありがとうございました。
末田君
なお、末田君の論文(筆頭著者)は、一般社団法人 日本認知症ケア学会の発行雑誌「認知症ケア事例ジャーナル」に掲載されています(題名「介護施設が行う祭りの意義から薬剤師の役割を考える」)。
学長室にて
大塚学長:頭ハツラツ教室に来られている高齢者の様子はどのような感じでしたか?また、参加者の皆さんは成果を感じていらっしゃいましたか?
学生:教室に通い、計算などの学習を楽しく毎日行うことで、だんだんと日常生活に変化を感じる参加者が増えていったように感じました。また、外出する機会の少ない高齢者にとって教室に来ることが楽しみになっている様子でした。
大塚学長
大塚学長:セルフメディケーションアワードを受賞した研究の内容が今後さらに発展する可能性はありますか?
学生:日本の高齢化に伴い、薬剤師の多職種連携は年々、その重要性を高めています。私は、今後も研究を通して、医療・福祉業種間の連携強化を推進していきたいと考えています。
道原教授と共に大塚学長へ賞状を紹介
道原教授から一言
コロナ禍の中、安全対策を心がけて、よりよい地域活動を行っていきましょう!
彼らのパッション、熱い思いよ、君に届け!
学長から一言:大石亜美さん、末田有土くん、嬉しい知らせを届けてくれて有り難う!薬学部で学んでいる内容を活かして、ボランティア活動や研究活動を行うのは本当に素晴らしいことです。あと1年間の大学生活、しかも薬剤師試験を控えて、今まで以上に勉学に忙しい日々になるでしょうが、受賞の喜びを励みにして、これからも高いハードルを乗り越えて下さいね。二人のいっそうの頑張りに期待します!