福山市トビタテ!留学JAPAN 地域人材コースに5人が採択!
福山と海外をつなぐさまざまな経験を通じ,グローバルな視野で地域の活性化に貢献したい・・・そんな意欲ある学生を対象に、福山市が今年度から開始した「ふくやまグローカル人材育成事業」。
海外留学と地元企業でのインターンシップを組み合わせた「福山市トビタテ!留学JAPAN 地域人材コース」という、産学官が連携して実施するこのプログラムに、なんと本学から5人の学生が採択されました(全体で10名)。
その5人の学生が6月25日に学長室を訪問しましたので、その様子を学長室ブログメンバーの三浦が報告致します。
採択された学生達5人(学長室にて)
今回の募集枠10名程度という狭き門を潜り抜けて採択された本学の学生とテーマ、留学先は下記の通りです。
学科 | 氏名 | 留学テーマ | 留学先 |
経済学部
国際経済学科 |
宇都宮大樹 | 世界有数のリゾート地バリ島から学ぶツーリズムで鞆の浦の観光客増加を目指す | インドネシア |
経済学部
国際経済学科 |
小山 美幸 | 剣道を通して学ぶ!外国人労働者問題解決の研究 | ベトナム |
経済学部
国際経済学科 |
新谷 一樹 | 外国人を日本で受け入れるためのインターンシッププログラム | フィリピン |
生命工学部
生物工学科 |
片岡玲実奈 | アメリカとアジアで学ぶ食と6次産業化ビジネス | アメリカ+ラオス |
生命工学部
海洋生物科学科 |
鈴木 滉己 | ニュージーランドの大規模養殖に学ぶ瀬戸内の養殖業発展へのチャレンジ | ニュージーランド |
福山市トビタテ!留学JAPAN 地域人材コースについて
ここでまず簡単に、このプログラムの概要を説明します。
この事業は地域の活性化に貢献し,地域に定着するグローバル人材の育成を目的に、福山市出身の大学生と、福山市に立地する大学に在籍する学生を対象に、今年度から開始されました。
このプログラムでは、学生自らが留学の期間を含めた留学計画を企画・立案します。厳しい審査を経て採択された学生には、主に地元企業からの寄附金による奨学金・授業料・渡航費が支給されます。
最も大きな特徴としては、学生たちが地域や企業が抱える課題を整理できるよう、留学前に地元企業でインターンシップを行い、留学後はその経験を活かした課題解決提案等を行うという点です。
福山大学のこれまでの国際交流の取り組みをベースに、コーディネーターの足立教授をはじめ各教員が海外協定大学や企業に協力を要請し、学生たちは将来のキャリアを描きながらプログラムを立案しました。産学官が連携して行うからこそ可能となるこのプログラムによって、学生たちはより実践的な学びや経験を得ることができます。
そして選ばれた学生達には卒業後、福山市と国際社会を繋ぐ役割を担う人材として、地域においてリーダーシップを発揮していくことが期待されています。
つまりグローバル志向を持つ学生と、グローバル志向の強い地元企業を結びつける、学生の意向と企業のニーズを踏まえた海外留学プログラムということです。
学長室での報告会
6月25日、プログラムに採択された学生5人が学長室を訪問し、採択結果通知書の授与と報告会が行われました。
小山さんは、剣道の経験を活かして外国人労働者問題への取組を学ぶそうです
宇都宮くんは、バリ島で観光について調査するそうです
通知書の授与の後は、一人ずつ今回のプログラム参加における抱負を語りました。
新谷くんは、産業の活発な備後地域の今後を見据え、外国人労働者との関わりを学びたいとのこと
片岡さんはアメリカとラオス2カ国で留学!食とビジネスを学びます。
海洋生物科学科の鈴木くんは養殖について学び、何か新しい知識を持って帰りたいと語りました。
松田学長は、「産学官が連携する新事業の第一回目の採択者として、たくさん学んできてください。皆さんが成長して帰って来るのを楽しみにしています」と語りました。
また冨士副学長からは、「地域の代表として皆さんには大きな期待がかかっています。大変な思いをすると思いますが、その分大きく成長することが出来ます。頑張ってください。」との激励の言葉がありました。
学生達の真剣な眼差しに、松田学長も冨士副学長も嬉しそうです
留学計画を自ら企画・立案するだけでなく、企業でのインターンシップ、地元の課題解決提案など、学生の皆さんにとっては非常にハードルの高い挑戦になると思います。
しかしこのプログラムを通して得られる経験は、学生の皆さんにとって一生の財産になると同時に、地域社会にとっても大きな力となります。
皆さんが将来、地域の中核となって活躍する姿を見るのが今から楽しみです!頑張ってください!
学長から一言:文部科学省が2014年から始めている事業です。。。福山市では今回初めて。。。地元企業の皆様のご協力にも心から感謝します。。。奨学生には、非常に高い水準の要求がされますが、学生達は果敢に応募し、数名涙をのんだ学生も出ましたが、5名が採択されました。。。これからもたくさんの困難と闘いながら、グローバル社会に通用する課題発見力、課題解決力を身につけてくださいねッ!!!