【大学教育センター】広島県ドローン協会々長による学長表敬訪問!

【大学教育センター】広島県ドローン協会々長による学長表敬訪問!

今年度から「ドローンで撮る地域の魅力」という授業が、教養教育F群「地域学」の科目の一つとして開講されました。初年度にもかかわらず、ドローンの操縦技術も学べるという同科目は早くも人気科目となったようです。授業用機材の数量との関係で、他のいくつかのF群科目と同じく40名という受講者制限を設けましたが、定員は希望者ですぐにいっぱいとなりました。授業担当の非常勤講師である岡田秀一先生は、広島県ドローン協会の顧問でもあります。この授業の終了時には、希望者は国土交通省認定の講習団体ドローン・インターナショナル・アソシエーションが実施母体のドローン操作技術の検定試験を受験することが可能です。実際に、今年度はこの授業を受講した40名の半数にあたる20名が受験しましたが、その全員が合格という快挙を成し遂げたのです。この朗報に、福山市に協会本部が置かれている広島県ドローン協会を代表して、この成果を讃えたいとの考えから同協会の上杉繁樹会長が上記の岡田協会顧問とともに、3月4日(木)の午前に松田学長を表敬訪問されました。(執筆:大塚、投稿:企画・文書課)

上杉会長(左)と松田学長(右)

 

県のドローン協会は「ドローン操縦士の技術、技量の健全な発展を図り、航空の安全確保につとめ当該技術、知識の普及と諸般の調査研究を行う」ことを目的とし、一昨年、福山市の枝廣直幹市長や府中市の小野甲人市長の積極的な支持もあって、県東部の福山市に置かれることになりました(http://drone-hiroshima.com/page-12)。以来、築城400年の記念事業が進む福山城改修の様子の空撮、農薬散布、人命救助など、地域と結びついた様々な活動を展開してきており、本学の「地域学」や「ドローンで撮る地域の魅力」という科目のねらいとも相通じるところがあります。

岡田顧問(左)と上杉会長(右)

 

表敬訪問時には、今回の検定試験に合格した学生諸君の努力を顕彰するため、上杉会長は協会のロゴ入りのハンドタオルという記念品を人数分ご用意され、ご持参下さいました。あいにく春休み期間中ということもあり、密を避ける上でも学生の参加は見合わせました。しかし、メディア・映像学科の1年生で検定合格者の一人でもある岡本啓太郎君が、自室からリモート参加してくれました。上杉会長や岡田顧問、そして松田学長からのお祝いの言葉に、岡本君の顔も思わずほころびました。

岡本君とリモートにて会話中

岡田顧問から「ドローンで撮る地域の魅力」の授業の感想を尋ねられた岡本君は「複雑な操作は結構難しかったけれど、初めて触れたドローンを実際に動かせるようになるという実践経験が何ものにも代え難い喜びでした。」と答えていました。さらに、授業ではグループワークの機会も多く、他学科や異なる学年の学生たちとも授業を通じて友達になれたことも楽しい思い出になったとも答えていました。松田学長からはすかさず「どの授業も皆こんなに楽しい授業ばかりだったらと思ったでしょう。」と一言。ちなみに、岡本君は将来3次元コンピュータグラフィックスを使った動画制作をしてみたいという希望をもっているそうで、その作品の一部に今回学んだドローン技術をも活かしていきたいとの意気込みを語ってくれました。

パソコンに写っているのが岡本君です

 

授業開講初年度としては、「ドローンで撮る地域の魅力」は予想を上回る理想的な滑り出しになったようです。ドローン協会の目標でもあるドローンに係る「安全の文化」を育てるのに、本学の教育も一役買い、地域と結びついた活動が展開できるかどうか、来年度以降の展開からも目が離せません。

最後はマスクを取って記念写真に収まり、無事に表敬訪問を終えました。

左より岡田顧問、上杉会長、松田学長、私(大塚)

 

学長から一言:授業を担当してくださった岡田秀一先生、わざわざ福山大学までおこしいただいた広島県ドローン協会会長の上杉繁樹さま、ありがとうございました。お二人の熱意が、このような良好な学習成果をあげたのでしょう。感謝!!!来年度もよろしく!!!岡本啓太郎君、君の成長も楽しみにしていますよッ!

 

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