【薬学部】福山市内小・中学校の喫煙・飲酒防止教育に協力!
福山市では、「健康寿命の延伸」への取組として「ふくやま健康フクイク21いきいきプラン2018」が策定され、健康に係る様々な活動が行われています。その一つが、小・中学校における喫煙・飲酒防止教室の開催です。講師は健康計画の策定に関与した関係団体から募っており、福山大学も毎年協力しています。今年度も10名を超える教員から協力の申し出があり、市内小・中学校12校を担当し、啓発活動を行うことになりました。コロナ禍により中止となった学校もありましたが、万全な感染予防対策の下、多くの学校で実施されました。今回、その一例として、1月25日(月)に福山市立手城小学校で実施した様子を紹介します。このことについて、ふくやま健康・食育市民会議(フクイク21)委員長の薬学部杉原成美教授からの報告を薬学部ブログメンバーの五郎丸が投稿します。
今回は、小学校側から学習内容として「喫煙」についての要望を受け、「お約束できるかな?たばこは吸いません!」をテーマに小学5年生90名を対象に行いました。この度の喫煙防止教育には、薬学部5年生の香山桃恵さんの協力がありました。香山さんが「大学生ですが、私も皆さんと同じ5年生です。よろしくお願いします!」と自己紹介すると、小学生の皆さんから歓迎の拍手を受けました。また、今回の喫煙防止教育にはクイズ形式やロールプレイを取り入れました。クイズの解説は香山さんがポスターで正解を示しながら行いました。また、正解を示すポスターなどの準備や「断り方」の実演を何度か予行演習をして臨みました。
小学生からは、「たばこが健康にとても悪いことが学べてよかった」、「たばこは自分にも周りの人にも悪いので、大人になってもたばこは吸わない、と思った」などの感想が寄せられました。防止教育担当の小学校の先生からは「子どもたちは、喫煙の怖さや自分たちの将来について考えることができました。お話の途中に質問があったのも興味深く、とても楽しかったと話していました」というお礼のお便りをいただきました。
5年生は、実務実習で「学校薬剤師」について学修します。「学校薬剤師」としての業務の中に、喫煙や飲酒防止教育に関わることあります。香山さんの場合、実務実習では実際に喫煙や飲酒防止教育に参加する機会がなかったので、今回の経験はとても楽しく貴重であり、将来薬剤師になった時に役立つと思ったそうです。手城小学校の5年生の皆さんは最後まで熱心に参加してくださり、一緒に喫煙防止について楽しく学習できて、有意義な一日になりました。有難うございました。
薬学部 教授 杉原成美(ふくやま健康・食育市民会議(フクイク21)委員長)
学長から一言:香山桃恵さん、コロナに負けず、杉原教授と共に素晴らしい活動ですねッ!授業の内容は、子ども達の心にきっと長く残ることでしょう!!!