【スマートシステム学科】卒論発表会と修士論文公聴会を開催!

【スマートシステム学科】卒論発表会と修士論文公聴会を開催!

登壇発表ではなくZOOMを活用した発表となった、「スマートシステム学科卒業研究発表会」「電子・電気工学専攻修士論文公聴会」が、2月5日(金)に開催されました。工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が、この様子について報告します。

今年は様々な社会的出来事があり、修士論文を製作する学生や卒業研究をする学生にとっても大きな制約があって皆さんとても苦労していましたが、秋以降は研究と論文執筆に邁進していました。ゼミ室で指導教員と打ち合わせをしたり議論をしたりする例年と変わらない風景が見られました。

今回の卒論発表会と修論公聴会は、新型コロナ感染症対策のために中間発表と同様の形態で、登壇発表ではなくZOOMを活用した発表となりました。工学部棟3階のPC室で密にならないよう十分に間隔をとって集合しましたが、ハイフレックス方式ですので、3年生以下の学生は各自のPCなどから遠隔で発表を見ることができます。この発表の様子は、スマートシステム学科のフェイスブックでも詳しく紹介されていますので、こちらも併せてご覧ください。

工学部棟3階のPC室(BYOD室)でZOOMを活用した発表形式

密にならないように十分な距離がとられています

スマートシステム学科では、2020年度より電気工学コースと電子システムコースの2コース制が開始されました。今回の卒論発表でも、電子デバイスの基礎的な研究やソフトウェアやアプリケーションの開発、そしてドローンやロボットの製作と制御と活用に関するものなど各研究室の特色がよくでていました。この卒論発表も、研究目的、積極性、研究進捗、発表方法、質疑応答の5項目でルーブリックに沿って評価されました。特に、質疑応答では、教員からの鋭い質問にどうやって答えるか、毎年のことですが発表する学生は大変苦労します。発表者は、緊張しながらも頑張って質問への回答を行っていました。

研究発表に関して教員からの鋭い質問がありました

発表者は頑張って回答しています

卒業研究、卒業論文提出、研究発表と、年が明けてから卒研生の皆さんは例年と変わらず大変忙しかったのではないかと思います。しかし、この緊張感とピンチを切り抜けていく力は、これからの人生で大きな糧になるのではないかと思います。卒研生の皆さん、お疲れ様でした。

また、同日の午後にこちらで紹介しているように、工学研究科電子・電気工学専攻の令和2年度修士論文公聴会が開催されました。関田研究室の勝部雄介君による「地球観測衛星データを用いた瀬戸内藻場の状況定量解析」の発表です。

工学部棟3階のPC室で修士論文公聴会が開催されました

これは、福山大学ブランディング事業である「瀬戸内の里山・里海学」における、里山・里海の自然探索の藻場探査とも関連する大変興味深い研究です。人工衛星からの観測データを用い、海の生物のゆりかごとも言われる藻場の動向を観測し、季節や気候によって藻場がどのような影響を受けているかを明らかにしました。発表者の修士修了の勝部君も、宇宙関連の研究に熱意を持って取り組み、卒業後は宇宙関連の企業に就職が決まっています。これからも自分の興味のある道を究めていってほしいと思います。

ZOOMを活用した修士論文発表形式です

藻場探査に関して生命工学部の山岸准教授からの質問を受けました

学生の皆さんの研究は、これで一区切りがついた感じですが、各研究室の興味深い研究活動はこれからますます活発になります。大学院に進学する皆さん、研究室に配属された学生の皆さん、次の研究に向かって頑張っていきましょう!

 

学長から一言:卒業研究も、その発表も、コロナ禍に負けず、しっかり行われ成果をあげましたねッ!修士修了の勝部君も、念願の宇宙関連の企業に就職が決まっておめでとう!

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