【生物工学科】福山大学ラオス醸造研修所のあるLAODI社のラム酒がIWSC金賞を受賞!
福山大学ラオス醸造研修所のあるLAODI社のSweet Brown RumがIWSCで金賞を受賞し、その創業者の1人で本学の非常勤講師でもある井上育三副社長がラオス政府から表彰を受けたとのこと!うれしい報告を生物工学科の秦野琢之教授よりいただきました。学長室ブログメンバーの吉崎が投稿します。
LOADI社の福山大学ラオス醸造研修所
福山大学ラオス醸造研修所(FUKUYAMA UNIVERSITY Brewery Training Center in LAOS)という看板が、ラオスの首都ヴィエンチャンの郊外にあるLAO AGRO ORGANIC INDUSTRIES LIMITED(LAODI)というラム酒メーカーの本社工場入口に掲げられています。
LAODIでひたすらラム酒を造っている井上育三氏は、福山市の今津町出身で生物工学科の非常勤講師を勤めていただいており、「研修所」の看板のとおり生物工学科の海外インターンシップも受け入れていただいています。また、2019年12月には学生14名と教員2名が当地で充実した研修を行いました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響により往来できていませんが、終息後は第2弾、第3弾の研修を行いたいと思っています。今回は、LAODIに関するうれしいニュースを2つ報告します。
IWSC金賞受賞
1つ目です。昨年の夏、LAODIのラム酒の銘柄の一つであるSweet Brown Rumが、国際的に権威あるInternational Wine & Spirit Competition(IWSC:インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)2020 Londonでゴールドメダル受賞という快挙を達成しました。イギリスのロンドンであった本大会での金賞は大変価値あるもので、まさに快挙です。世界で通用するアグリコールラムの製造に邁進してきた井上氏の最初の金字塔として心から祝福したいと思います。
ちなみに、搾りたてのサトウキビジュースだけで仕込むアグリコールラムは世界のラム酒のわずか3%程度しか作られておらず、廃糖蜜などで仕込む大多数のインダストリアルラム(最近ではトラディショナルラムとよぶ)と違って、フレッシュで飲みやすくかつ非常においしいプレミアムなお酒です。
ラオス大臣表彰
2つ目は、井上さんがラオスの大臣表彰を受けたという、これまたうれしいお知らせです。ロンドンのIWSCで金賞を受けたということは、その品質が世界的に認められたことを意味します。ラオスの産品として優れたラム酒(LAODI)を世界展開した功績を国が認め、商工大臣表彰として井上さん個人を讃えたのです(2021年1月5日)。
集合写真に納まっているのは、井上さんをはじめ、ラオス商工省副大臣、在ラオス日本国大使、在ラオスイギリス国大使、在ラオスフランス国大使、JICA ラオス代表、JETRO ラオス代表、LAODI CEOのシハッタ(Sihattha Rasphone)さんとそのご両親等です。この度は誠におめでとうございました。井上さんはもとより、LAODIの従業員の皆さんにとって誇りと励みになること間違いなしです。これを契機に、ますます優れた製品を世に出していただきたいものです。そして「福山大学ラオス醸造研修所」を通じて、私たち福山大学の学生・教員も数多くのことを学びたいと思います。
学長から一言:井上さんをはじめとするLAODIの皆さん、すばらしい賞を受賞されて、おめでとうございます!!!昨年の春は、帰国予定の井上さんと初めてお会いできるのを楽しみにしていましたが、コロナで残念でした。。。2度目の学生の研修派遣もかないませんでした。。。コロナ収束後にお目にかかれるのを楽しみにしていま~す。