【建築学科】二級建築士試験に見事合格!
建築学科で学ぶ学生の大きな目標の1つとして、建築士(一級・二級)の資格取得があります。
なんと、在学中に2名の学生が二級建築士の資格試験に合格しました!
学科長の都祭教授からの報告です。(投稿:伊澤)
建築士法が改正され、2020年度から建築士の受験資格が変わりました。
これまでは、大学を卒業して受験可能であった二級建築士が、建築士指定科目を修めて高等学校を卒業した者は、卒業した年(最短0年)に受験できることになりました。
新制度がスタートした初年度にあたる2020年度に、建築学科から2名の二級建築士合格者が現れました。
4年生の武田楓多葉さん。そして、な・な・な・なんと! 1年生の平駿佑君です。
大学を卒業すれば2人とも二級建築士免許が取得できます。
「資格に強い!」福山大学をアピールする2人
建築士試験は、学科と製図の試験があり、学科試験に合格しなければ製図の試験を受験することができません。
学科試験に合格すれば、翌年は学科試験が免除されるので、2年あるいは3年計画の人がいるかもしれません。
例年、学科試験の合格率は40%前後で、製図試験の合格率は50%前後なので、学科・製図ともに1回の試験で突破した2人は約20%の難関をクリアしたことになります。
学科の合格通知書 二級建築士試験合格通知書
平駿佑君の勉強方法をヒアリングしました。
学科については、過去問を中心に何度も繰り返し解くことと、スマホで有償の二級建築士アプリを使用したということでした。
また、製図については、市販テキストとSNSで二級建築士の受験者同士が情報交換すること、そして30数枚の製図練習をしたとのことです。
ネットを利用した勉強法とは、昔の建築士の勉強法とは大きな差があります。
今年度は前期が遠隔授業だったので、通学時間を有効活用して二級建築士の勉強に集中できたとのことでした。
さらに、武田楓多葉さんにも勉強方法や苦労したことをヒアリングしました。
「試験勉強は資格学校に通い、学科試験は過去問をひたすら何度も解きました。
学科試験は先輩達と一緒だったので、楽しく勉強出来ました。
試験勉強で1番苦労したのは、教職課程も履修していたので、教育実習期間中に製図の試験があったことです。
そのために、製図の試験対策の追い込みが出来なかったので不安でしたが、無事に合格できて良かったです。」
今年から大学を卒業した年に一級建築士も受験できることになったので、次の目標は一級建築士試験の合格であることに間違いはありません。
一級建築士は学科の範囲が広がり、製図課題も複雑となります。
さらに合格率も下がるので、なお一層の努力が必要となります。
期待しています!!!
学長から一言:武田楓多葉さんと平駿佑君、新制度を利用しての挑戦、大成功ですねッ!きっと猛勉強だったことと思いますが、報われました!お・め・で・と・う!!!さらに、次を目指しましょう!