【生命栄養科学科】北木島活性化プロジェクト「喜多嬉かき新作レシピ審査会」の報告
受託研究「北木島活性化プロジェクト」の一環で、岡山県笠岡市北木島のブランド牡蠣「喜多嬉かき」を使用した新作レシピの審査会が、11月28日(土)に生命工学部生命栄養科学科で行われましたので報告します。(報告:I・K、写真:S・M)
開会の挨拶は山本覚学部長が行い、取組の盛会を感謝しました。
このプロジェクトは、令和2年度農山漁村振興交付金事業農泊推進事業(農水省採択)において実施されました。北木島の養殖牡蠣のブランド化及び販路開拓支援等について、美味しさタグを中核とした技術開発・研究でサポートをすることになっています。今回、海洋生物科学科の有瀧教授をコーディネーターに、生命栄養科学科の石井教授及び鴻池助手と生命栄養科学科の4年生5名がブランド牡蠣の新作レシピを考案・調理し、各界の4名の審査員を招いて新作レシピの審査を行いました。
なお、審査員は「旬菜美酒ちどり」オーナーの正畑美貴氏(お笑芸人千鳥大悟のお姉様)、「(株)ビザビ」(タウン情報おかやま・オセラ出版)第2編集開発チーム課長の池田千鶴氏、「Food Business Support Inc.」フードコーディネーター川崎孝治氏、そして「喜多嬉かき」の生産者で、プロジェクト協議会代表のご子息である藤井勇人氏に務めていただきました。
審査会に提示された料理は、全部で10品で、和食から洋食、中華、イタリアンなど多彩でした。紹介すると「牡蠣と魚介のパエリア」「牡蠣と海藻のパスタ」「牡蠣の茶碗蒸し」「牡蠣の団子汁・味噌仕立て」「牡蠣と小松菜の中華炒め」「牡蠣チリソース」「牡蠣と春雨のヘルシースープ」「牡蠣ときのこのおろしポン酢和え」「牡蠣と北木島産ひじきのライスコロッケ」「牡蠣の温サラダ ゆずバターソース」です。
【審査風景】学生たちは、担当料理の2品を審査員に自らサーブし、併せて料理説明や工夫点、北木島との関わりなどをその場で解説しました。審査員からの質問にも、自分の言葉で返答したり調理の苦労などを話しました。さらに、少し時間を掛けて、5名の学生が順次、美味しい温度も考えながら提供しました。
審査委員長の「ちどり」オーナーの正畑氏より各賞の発表があり、フードコーディネーターの川崎氏より学生に向けた総評が発表されました。“完成度の高さに驚いた”との言葉に、学生も思わず満足感や充実感が表情から溢れている様子でした。
表彰風景と最優秀賞の賞状と賞品授与です。賞状等の授与は、北木島活性化プロジェクト協議会代表の藤井和平氏が満面の笑みで行いました。
最後に、このプロジェクト関係者の皆さん、審査員、福山大学関係者で記念写真を撮り、「喜多嬉牡蠣」の更なる発展を祈りながら盛会のうちに終了しました。今後は、美味しさタグの研究に喜多嬉牡蠣を用いて、年間の美味しさ比較を行う予定です。
学長から一言:見た目も素晴らしく、美味しそう!5人の学生も満足そうな笑顔!(一人は、感激の涙かな?)「喜多嬉かき」の宣伝と「北木島活性化」に役立つとうれしいですねッ!!!地域の皆様、ありがとうございました!