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【薬学部】2020年度日本薬学会中四国支部奨励賞おめでとう!
この度、薬学部の西山卓志助教(上写真中)が「2020年度第59回日本薬学会中四国支部奨励賞」を受賞しました。本日は、鶴田薬学部長(上写真右)とともに、松田学長(上写真左)に受賞の報告を行いました。
こんにちは。ここのとこ日の入り時刻が早くなり、なんとなく切ない気持ちの薬学部AIです。師走の候、皆様お元気ですか?ここでファイト一発、元気の出るニュースをお知らせします。
日本薬学会支部奨励賞は「支部若手会員の学術活動の向上に資するべく、優秀な将来性のある研究者としての名誉を顕彰する事を目的とする」ものです。受賞の西山助教の受賞研究題目は「創薬を志向したカルバゾール系化合物の新規合成法開発と医薬素材の探索研究」です。
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賞状と立派な楯、そして研究内容を持参しました。
これは、西山助教が本学において日々取り組んでいる研究です。簡単に紹介します。カレーリーフ(カレーのスパイスに使用される木の葉っぱ)は、昔から腹痛を治すのに使われていました。その葉の成分を調べたらカルバゾールという物質がありました。そこで、西山助教はその物質の形をいろいろ変化させたものを作り、その中になんと抗がん薬として使えるものがあることを見つけています。
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松田学長「ほおー。これが賞状なのですね。」
西山「私のこの研究の成果です。あれこれあれこれ。」
鶴田薬学部長「むむむ。。。」
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西山「ここんとこが、ポイントなんです!」
松田学長「ほお~っ!!」
鶴田薬学部長「むむむ。。。」
いろいろな物質を作る方法を研究することが西山助教の専門分野で、どんなものができたかを核磁気共鳴(NMR:エヌエムアール)スペクトル測定法でバッチリ調べることができます。まもなく新しい未来創造館が竣工になりますが、ピカピカの新NMRが2台(!)も設置される予定です~♥。
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NMRの部屋で町支教授と共に。この優れもののNMRのおかげで化合物の構造はばっちりです。
西山助教は、薬学部が6年制になった時の第1期生で、4年制大学院薬学研究科の第1期修了生です。スポーツ万能、日本酒とワインとJ-POPの好きなスマートな若者で、なんと愛読書は「鬼滅の刃」、好きな言葉は「温故知新」という、まさに「温故知新」な好青年です。この度の受賞について「この研究は恩師の日比野名誉教授や町支教授のご指導、またこれまでの医薬品化学研究室の卒研生や皆さんの成果で完成されようとしています。この研究で受賞したことを皆さんに感謝しています。」ということでした。
学長から一言:これから伸び盛りの若い教員の研究成果が、学会から評価され、うれしいですね~!!!未来創造館の薬学部新棟で、学生。院生を巻き込んでますます研究成果をあげてください。。。期待していま~す!!!