【学長室】秋の恒例行事 学生の学長室訪問!
毎年秋の恒例となった「学長室訪問」、今年はコロナ禍の中、時期を少し遅らせ、若干の縮小を余儀なくされたものの、12月2日(水)からの3日間に13人の学生が来訪してくれ、日頃より感じている思いや大学への要望、将来の夢などを松田学長に直接語ってくれました。
訪問にあたっては、山本学長補佐、吉留事務局長の学長室のメンバーが、松田学長とともに学生の皆さんの話に耳を傾けました。その時の話題を紹介します。(報告:吉留事務局長、投稿:企画・文書課小林)
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1日目の学生5人(経済学部経済学科の3年生、税務会計学科の1年生、人間文化学部心理学科の2年生2人、工学部情報工学科の3年生)は、学友会執行部の皆さんで、中には本年度三蔵祭(大学祭)の運営委員を務めている学生もおり、三蔵祭の話題から始まりました。
「本年度の三蔵祭は、新型コロナウイルス感染症を配慮して学内関係者だけでサークル活動の発表、学部・学科の催し物などを行いました。当然模擬店などは出来なかったのですが、学友会三蔵祭運営委員会としては開催させてもらってうれしかったです。特に、サークル関係者にとっては今年度初めての発表の場となり、皆感激し、喜んでいました。」
「サークル活動で言うと、一時中止されていた活動の再開が認められうれしかったです。一方で、例年行っている学友会主催の学友会ツアーが中止になり、残念に思っていたところ、今月になって、学内でのイルミネーション点灯が実施でき、これも評判がよく喜んでいます。」
「いろいろな企画等をみんなに提案し、実施できたこと、その際、様々な人と話をし、コミュニケーションを取れてとてもよかった。特に、学生課には、ほんとに大切な助言をもらって助かりました。学友会としては、預かっている会費を有効に使えるよう予算的にもっと工夫をしていきたいと思っています。」
「高校の時も生徒会の仕事をやっていたので、大学でも同じ学生のために何かしたいと思い学友会のメンバーになりました。大学の良さは、いろいろな専攻を持つ各学科があることによって、それぞれ得意分野を持つ学生がたくさんいること、その学友たちに助けられながら幅広い活動ができることが素晴らしいし、みんなで何かをすること、それで喜ばれることがないよりうれしい。そういうことを通じて、責任感も生まれるし、更に挑戦を続け自分の成長にもつなげたい。」
といった話が聴け、どの学生からも「学友会」という学生の組織で活動することを大変誇りに思い、大勢の学生に喜ばれることを目的に毎日工夫をしながら活躍しているということが、その思いと共に伝わってきました。
2日目は、3人の女子学生(生命工学部生物工学科の3年生)でした。
それぞれ生物工学科に進学した理由や、今やってること、将来の夢、進路など様々な話題がでました。
その中でも、住んでいる地域の小学生の居場所をつくりたくていろんなことを調べていること、将来専門性を生かせる仕事のために自分でも今コツコツ勉強を進めていることなど、明るく楽しく話してくれたのが、印象的でした。
真面目に勉学に取り組みながら地域のことも考え、学生でいることを生かしながらコロナ禍の中でも十分楽しんでいる、大変楽しい本好きの素敵な学生さんたちでした。
3日目は、5人の学生(生命工学部生物工学科の3年生、海洋生物科学科の3年生、1年生、薬学部薬学科の5年生2人)が来室してくれました。
自身が行っている地域貢献について、コロナ禍の中で送る学生生活について提案したいこと、不安に思っていることなど、たくさんの話題が出てきました。
具体的には、大学と同じ地域にある東村小学校跡地について大学利用の可能性に関すること、三蔵祭の運営に関すること、サークル活動に関する練習場所・時間等に関すること、未来創造館竣工・引っ越しに伴う実験時間の確保に関すること、寮生活を行う上での改善の提案、学友会活動に関すること、コロナ対策に対する提案、感染の可能性を考えてライブコンサートに行くのをやめたこと等々が飛び出し、現在のコロナ禍の中で、本学学生の皆さんが日頃考えていること、悩んでいることなどが、いろいろな提案、意見表明の形で伝わってきて、学長と共に同席している学部長等も種々参考にしていきたい有意義な内容で、貴重な意見交換の場となりました。
学長から一言:第一波、第二波、さらに荒々しくなった第三波と続くコロナ禍にあって、それぞれの学生がそれぞれに知恵を巡らし勇気を持って行動し、時には勇気を持って行動を断念し、成長している様が伝わってきてうれしく思うと同時に、この学生達の学びをしっかり保証しなければ、とあらためて強く思わされた三日間でした!来室してくれた学生さん、あ・り・が・と・う!!!