【心理学科】コロナ禍における教育と日常風景

【心理学科】コロナ禍における教育と日常風景

Withコロナ時代、心理学科のコロナ禍における教育への取り組みと日常をお届けします。

皆さんこんにちは。今回は、ブログ担当の福留がお届けしたいと思います。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、前期より大人数での授業は遠隔化し、学習支援システム(Cerezo; セレッソ)を用いて授業が行われました。しかし、現在は「密」を避けることができる可能な限りにおいて、対面での授業や研究指導が行われています。
宮﨑准教授による心理学研究法(1年生対象)では、学生が受講方法を選択できるハイフレックス(HyFlex)型授業が展開されています。具体的には、教室に行って先生の話を聞く、自宅からオンラインで参加する、後で保存されている授業動画を閲覧する(復習用)という選択肢が用意されています。この授業方法であれば、学生自身が自分の状況に合わせて判断し、体調が優れないときはオンラインで参加するといったことが可能になります。授業開始時には、宮﨑准教授から「これから寒くなってきますが、教室の窓は空いていますので、防寒対策をお願いします。」「体調が優れないときは、オンラインで参加してくれて大丈夫です。」といった案内がありました。学生の安全面に最大限配慮しつつ、授業はこれまで通りという先進的な授業をされています(むしろ「これまで以上」の授業です)。さらに、授業動画は教員自身がティーチングポートフォリオで保管しており、その動画を教員が見返すことによって次年度の教育計画に活かすことも行っています。

心理学研究法の授業風景です。大講義室で「密」を避けて行われています。

授業開始前、オンライン受講者に接続状況を確認する宮﨑准教授

心理学の研究方法も大きく変化を迫られました。2年生の心理学実験では、実際にデータを取ってレポートを書きますが、これも遠隔化されています。心理学の研究ではデータを取る際に質問紙調査を行うことがありますが、今年度はgoogleフォームを使用してのweb調査方法を学習しました。担当教員である金平講師学習支援システム(Cerezo; セレッソ)に掲載した資料と動画を見ての学習です。3・4年生についても、コロナ前であれば対面で調査や実験を行うことが普通でしたが、今ではこのようなネットのフォームを使用しての調査・実験、もしくは文献研究がほとんどの状況です。教員も学生もこの状況への対応に努力してきました。

担任・指導教員の指導を受けるゼミナール科目では、全学年が対面指導です。1年生は教養ゼミ、2年生は基礎ゼミと呼ばれる大学生として基礎基本となる学修が行われています。1・2年生は担当する複数名の教員のゼミに配属され、別教室で行います。また、3・4年生は所属研究室で研究指導を受けます。ゼミが行われる日は心理学科のある29号館も、コロナ前のようにはなりませんが、賑やかになります。この他、国家資格である公認心理師に関する科目は大部分が対面で実施されています。

ちなみに、2・3・4年生がゼミに出席する木曜日が一番人の出入りが多い日です。29号館に入ると写真のように「感染予防」の文字が目に入ります。入館時には各階に設置された消毒液を使用して、座席指定された教室で授業を受けます。日頃、学生の皆さんが勉強に使って良い自習室やパソコン室も決められたルールに従って使用します(皿谷助手が管理しています)。心理学科一同、コロナ禍でもこれまでのように、これまで以上に、快適な学生生活を送れるよう努力しています。

 

学長から一言:Withコロナ時代、それぞれの学科が知恵を絞って、対面授業も実施しています。。。コロナウイルスに私たちが試されているようです。。。が、コロナの脅威を上回る知恵を働かせて、心理学科もしっかり乗り切っていますねッ!!!

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