【機械システム工学科】自動車システムコースの2名が母校で教育実習!
高等学校教諭一種(工業)と2級自動車整備士(ガソリンおよびジーゼル)の資格を取得できる機械システム工学科自動車システムコース。この2つの資格を両方取得できる大学は国内に数校しかありません。今年は2名の4年生が、母校へ教育実習に行ってきました。
今回、教育実習に行ったのは、小川君と森貞君です。両君はともに愛媛県の松山聖陵高等学校自動車科の出身で、母校の教員になることを目指して自動車システムコースに入学してきました。自動車科の教員になるためには、教員免許と自動車の専門知識の両方が必要だからです。
高校時代は、我が機械システム工学科の教職員がオフィシャルを務める「全日本EV&ゼロハンカーレースin府中(府中EVレース)」に参加していました。福山大学でも、3年生で「EV創作」の授業を履修し、全部自分たちの手で電気自動車を製作して府中EVレースに参加しました。このときは、母校も参加していたのでゼロハンカーや電気自動車などについて、その場で後輩たちを指導する場面もありました。
教育実習は9月7日からの2週間でしたが、それを通じていろいろな体験をしてきたようです。ここからは、小川君と森貞君に教育実習の様子を報告してもらいます。
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機械システム工学科自動車システムコース
小川君
9月7日(月)~9月18日(金)に、母校である松山聖陵高等学校で教育実習をさせていただきました。
私は教育実習を充実したものにするため、2つの目標を立てました。少なくともこの2つは果たそうと心に決めていました。
まず1つ目の目標は、生徒と打ち解け仲良くすることです。この目標はすぐ出来ると思っていましたが、生徒は初めて会う人に対し警戒心が強く、コミュニケーションが取れないことが多かったです。そこで私がしたことは、生徒との共通の話を探すことです。例えば、ゲームやスポーツの話題で話しかけると生徒たちは興味を示してくれ、積極的に話しかけてくれるようになりました。
2つ目の目標は、生徒にわかりやすく丁寧に教えることです。この目標は最後の最後まで悩みました。人に教えることがこんなにも大変なのか、苦労するのかということを痛感しました。初めての授業では、何をどうすれば伝わるのか授業中に考え込み、沈黙してしまいました。これではダメだと先生方に指導してもらったり、自分で教材研究をしたりして、わかりやすい授業作りに取り組みました。最終日には、生徒たちから「楽しい授業をありがとうございました。小川先生の授業わかりやすかったです。」と言ってもらい、本当に嬉しく頑張って良かったと思いました。
2週間と短い間でしたが、先生方や生徒たちから沢山のことを学ぶことができました。それと同時に、自分はまだ力不足であることを思い知り、さらに自己研鑽を重ねていくことの必要性を感じました。学生生活も残りわずかになりましたが、将来に向けて今の自分に何が出来るのかをしっかりと考えながら、学びの仕上げを進めていきたいと思います。
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機械システム工学科 自動車システムコース
森貞君
私は、9月7日~9月18日の2週間、母校の松山聖陵高等学校に教育実習へ行ってきました。実習1週間目は授業をしても話にまとまりがなく、伝えたい事をうまく伝えられなかったり、生徒とのコミュニケーションがうまく取れず、挨拶をしても返ってこないことなどがあり、自分の力不足や努力不足を感じました。
2週間目は1週間目に何がいけなかったかをじっくり考え、授業ではどのように板書をしていくか、ここで何を伝えたいのかなどを事前にしっかり考え計画することで、1週間目より良い授業が出来たと思います。休み時間や掃除の時間などに生徒にこちらから積極的に話しかけるようにしたら、コミュニケーションも少しずつ取れるようになりました。
残りの大学生活では良い教師とはどのような教師なのか、どうすればより良い教師になれるかを自分なりに考察したいと考えています。
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教育実習を終えて帰ってきた2人は、以前にもまして授業や卒業研究に意欲的に取り組んでいます。実習を通じて考えるところが多々あったのでしょう。来春には2人が念願通りに高校教員となり、社会人しての充実したスタートを切ることを期待しています。
学長から一言:小川君、森貞君、教育実習で素晴らしい経験をしたようですねッ!その成果を生かして、卒業研究と教員採用試験に、しっかりがんばってッ!!!