【建築学科】NHKお好みワイドひろしまの生中継!(備後表)
『中継・備後表継承へ動力織機を復活』というタイトルで、建築学科の佐藤研究室が生中継番組に出演しました。佐藤教授からの報告です。(投稿:伊澤)
—————————————————————
先日の10月22日(木)、ゼミ生たち(備後地域遺産研究会)とNHKお好みワイドひろしまの生中継に出演しました。
2号館ホールで、地元特産の備後表という畳表を織るという内容でした。
最終リハーサル中のゼミ生たち
大学にある動力中継ぎ織機は、1年前に再生(修理・復元・改良)したもので、世界に数台しか稼働するものがない貴重なものです。
備後地域で発祥し、独自に継承されてきた「中継ぎ」という技法で織ることができます。
比較的短いイグサ2本を継ぐことで畳幅になります。
また、国宝修理などにも使われる希少な備後イグサを有効に使うことができます。
この機械は、大学の地名にちなんで「備後三蔵動力中継織機」(三蔵中継)と命名しました。
未来創造館の茶室・水屋・廊下用の7畳半分の三蔵中継畳表(2020年12月竣工予定)
当日は、本番が始まった瞬間に頭が真っ白になり、大事なことを言い忘れました。
この場をお借りして、追伸させてください。
「文化財だけでなく、もっと身近に皆さんに備後表を使っていただけるようになれば良いと考えています。伝統の継承のためには、日常で使うことが何よりです。」
学長から一言:テレビ拝見しました!学生が生き生きしていてよかったですね~!!!中継ぎという“節約”が、独特の“美”を生み出しているというのも興味深く、未来創造館でこの伝統文化が継承されのも、未来の中に伝統が息づくようで、誇らしい!!!