【スマートシステム学科】ZOOMを活用した卒業研究中間発表!

【スマートシステム学科】ZOOMを活用した卒業研究中間発表!

 日一日と秋を感じるこの頃ですが、卒業研究も本格化する季節になってきました。工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)では、10月2日(金)に4年生全員が卒業研究の中間発表に臨みました。この中間発表は、卒業研究の方向性や進捗具合を確かめる貴重な機会であり、会場からの質疑応答で発表者にはなかなか厳しい質問があり、卒業への第一関門といったところです。今回は、昨今の社会情勢を考慮し密集を避けるということから、大講義室を会場としてZOOMの遠隔会議での発表を見ることもできるハイフレックス方式での実施が試みられました。スマートシステム学科の伍賀が報告します。

 今回の中間発表では、スマートシステム学科の各研究室から15件の発表がありました。1名で行っている研究の発表時間は9分、2名で行っている研究は15分で、その中に質疑応答の時間も含まれています。各発表は、研究目的の理解、積極性、研究進捗、プレゼンテーション方法、質疑応答の5項目で評価されます。そのため、卒研生の皆さんは何日も前から準備を行い、かなり緊張した面持ちで中間発表に臨みました。

学科長の仲嶋教授の挨拶からスタートです

大講義室で密集を避けました

 今回、ZOOMを導入したハイフレックス方式は新しい試みです。具体的な方法は、発表者一人一人が個人のPCを使って遠隔ミーティング参加の形式をとっており、スクリーンには遠隔ミーティング主催者のPC画面が投影されています。発表時には、主催者によってスクリーンが発表者のPC画面に切り替えられます。遠隔ミーティングのアドレスが公開されており、これまで研究発表では一つの教室に多くの学生が集まっていましたが、今回は主に4年生のみで密集を極力避けています。質疑応答の場合、教員が学内の他の場所から発表を見て、卒研生に対して質問するということもできました。多くの可能性を感じさせる開催形態でした。

 スマートシステム学科では、今年度から電気工学コースと電子システムコースの2つのコース制を導入していますが、ハードウェア、ソフトウェア、電子デバイスを活用した計測システムなど各研究室の特色が活かされた幅広い研究発表があり、大変興味深いものでした。以下、代表的なを研究テーマを紹介します。「パワー半導体スイッチ駆動信号伝送用マイクロトランスの開発(菅原研究室)」、「乾式吹付けモルタルの乾燥収縮によるひび割れに関する研究(宮内研究室)」、「双方向オンライン授業におけるリアルレスポンス方式の提案(田中研究室)」、さらに昨今の社会情勢への対応を取り入れた研究テーマもありました。

「パワー半導体スイッチ駆動信号伝送用マイクロトランスの開発」の発表風景

「乾式吹付けモルタルの乾燥収縮によるひび割れに関する研究」の質疑応答風景

「双方向オンライン授業におけるリアルレスポンス方式の提案」の質疑応答風景

 今年度は、学生の登校原則禁止の措置が長くとられ、本格的な研究開始が大きく遅れ進捗が心配されましたが、学生の皆さんに研究室の垣根を超えて切磋琢磨するという姿勢が見られ、良い意味で予想を裏切られることになりました。また、遠隔でのミーティングなどの新しい技術を取り入れて活用することにも積極的で、若さの柔軟性を見ることもできました。人生で一度しかできない卒業研究が将来の糧になるように、充実したものにしていってくださいね!

 

学長から一言:スマートシステム学科の技術と機材をしっかり生かした、卒業研究中間発表会でしたねッ!コロナ禍の下でも、しっかり研究、しっかり発表して、卒業後の人生の土台作りをしましょう!!!

 

 

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