【大学教育センター】新任教員を紹介します!
共通基礎科目である英語のいっそうの充実のために、本年度より上西幸治教授が着任しています。
まもなく後期が始まる時期で少し遅くなりましたが、これより上西教授に自己紹介をしていただきましょう。【投稿:竹盛】
今年度より着任しました上西幸治と申します。英語教育を専門にしております。福山大学に着任して以来、遠隔授業の準備に追われる日々が続いておりましたが、一日も早く福山大学に慣れていく所存です。
出身は東広島市で、小・中・高とも地元の学校に通っておりました。大学卒業後は広島県の英語教諭を20数年間勤め、その間に学位を取得し、50歳で転職して大学研究者の道に入りました。今回、福山大学に着任したことで、大学は3校目になります(前任校は広島大学)。
専門は英語教育です。研究テーマは大きな柱として2つあります。一つは「英語学習者の英語発信力の伸長」で、もう一つは「英語教材開発」です。前者は、特に日本人の英語学習者を鑑みて、英語発信する力、特にスピーキング力伸長への手助けになるような研究ができないかと思い、テーマとしています。学習者が英語をより積極的に、上手に話せるようになるための手助けになればと思い、英語学習の動機付けを絡めながら研究を続けています。後者は、学習者がより興味を持てる(学習動機づけを含む)教科書及び教材の開発をすることです。これまで海外、特にアジアの英語教科書(例えば、中国やタイなど)を分析対象として研究を行ってきました。その分析を日本の英語教科書の分析結果と比較して検討をしています。その結果、日本の英語教科書は、他のアジア諸国の英語教科書に学ぶべき点が多いと考えます。例えば、それらの国々では小学校低学年から関心を引く写真を随所に掲載しながら、同時に語彙や英文を提示し、より興味を持たせながらインプットそしてアウトプットの学習を積み重ねて、英語力伸長に貢献する内容になっています。教材開発に関しては、私自身の実体験を基にした教材も作成しています。実体験に基づいた内容であれば、学習者もより興味・関心をもって英語学習に取り組んでくれるものと信じて教材化し、それを基にした実践データを研究の一環として分析・検討もしています。
最後に趣味(楽しみ)として旅行とペットがあります。今の状況では海外旅行にもなかなか行くことはできませんが、また自由に海外に出かけられる日を待ち望んでいます。ペットは犬のモモとウサギのハルがいます。どちらも毎日世話をし、散歩をさせるのが楽しみです。自然に囲まれた中でペットと時間を共有し、その姿(様子)を見ていると、本当に心が癒されます。
今後もさらに精進を重ねて、学習者のためになる教育および研究を進めていく所存です。よろしくお願いします。
学長から一言:上西教授、福山大学にようこそ!あまり英語が得意でない学生もいますが、そのような学生も含めて、学生達には外国語を学ぶことの楽しさとメリットをしっかり感じ取らせてくださいねッ!これまでの研究成果が十分に活かせる場です!