【メディア・映像学科】学科の学びを仕事に:卒業生と交歓
メディア・映像学科で学んだ制作経験や知識を仕事にどのように活かしていくか。このことについて、学科の卒業生から話を聴く機会を設けました。その様子を学長室ブログメンバーである阿部がお伝えします。
メディア・映像学科の2・3年次生に向けて、これまで携わってきた仕事の話をしてくれたのは卒業生の李凌冰さんです。李さんは中国からの編入留学生で、メディア・映像学科に在籍していた時には、学科主催の『なみのおと』上映会で主要メンバーとして活躍し、福山大学で初めてブルガリアのソフィア大学への留学も経験したアクティブな方です。福山大学を卒業後は、香港にある映像系の大学院に進学し、映画業界のマネージメントについて学んでいました。
香港の大学院にいる時にも、下記の写真のようにスカイプでつないで大学院でどのようなことを学んでいるのかや香港の映画業界のお話を伺ったりしました(この時の様子は、こちらのブログにあげています)。私が仕事で香港に行った時にも市内を案内してもらい、卒業後もメディア・映像学科とのつながりを大切にしてくれています。
今回は、仕事と旅行とを兼ねて福山に来るという連絡をもらい、「今のお仕事についてなど、学科生の前で話してもらえませんか」とお願いしたらすぐに快諾してもらいまして、このような機会を得ることができました。
李さんは香港の大学院を修了後、広告会社に就職し、中国と日本とをつなぐお仕事をされていました。みなさんもよく知っているメーカーの車を、中国市場でどのように伝えていくか。李さんはクライアントと宣伝素材をつくるクリエイティブの人たちとをつなぐ立場として活躍し、CMやウェブページでのCG展開の制作に関わって来られたとのことでした。プロジェクトの進行を管理するなかで、メディア・映像学科で学んでいた3DCGの制作経験や知識を活かし、制作の人たちとの意思疎通が円滑に進めることができたと話していたことが印象的でした。
今回、李さんから広告会社での経験を伺う中で、メディア・映像学科でのグループワークの経験や制作知識は、自分(たち)でコンテンツ制作をする時だけではなく、制作を伴うプロジェクトを進めていくうえでも活かされるものであることを実感することができました。まさに「ツブシのきく」知識ですね。その際に大事なこととして特に強調されていたように思うのは、本を読むことだそうです!何かを創りだす人は哲学を知っている必要があり、これまでどのように知が積み重ねられてきたかを知っていることによって、外の人と協力しながらおもしろいことがつくり出せるとのこと。おっしゃる通りと思います。私たち教員たちも、制作と知識とを両輪に持ちながらがんばっていかないとと、元気づけられる時間となりました。
李さん、今回もまたお忙しい中素晴らしいお話を提供し、学生達と共有してくださり、本当にありがとうございました!!また遊びに来てくださいね!!
学長から一言:年齢のまだあまり開いていない卒業生からの話というのは、学生達にとてもよい刺激になりますねッ!!!李さん、ありがとうございました。。。学生の皆さん、先輩からたくさん吸収して成長し、先輩を超えていきましょう!!!