【建築学科】1年生の対面授業を紹介!
建築学科1年生の授業『建築製図演習Ⅰ』(担当:宮地教授・佐々木准教授)の取組みや工夫、学生の様子について、佐々木准教授から報告がありました。
学長室ブログ担当の伊澤が投稿します。
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コロナ禍で遠隔授業が中心の授業の毎日ですが、多くの大学で学生がキャンパスに入れない状況にあると聞きます。
しかし、福山大学では、遠隔授業が困難な科目の対面授業が認められています。
建築学科では、製図演習科目で対面授業を行っていますが、エスキスと呼ばれる個別の製図指導や実技指導は遠隔では難しい内容です。
ここでは、1年生の建築製図演習で行っている3密を避けて安全に学修するための工夫を紹介します。
まず、製図室は従来の半分の定員で、2つの教室を使っています。
片方の製図室からプロジェクターとマイクを使って、2つの部屋で同時に説明ができる状況です。
教員による説明の様子。教員の前に小さなカメラが置いてあります。
廊下の向かいの製図室は、プロジェクターを通して説明を聞きます。
学生は対面にならず、並列で並んで製図を行います。
さらに、教室に入る前のチェックも行います。
毎朝の体温などを記入した健康調査への入力がない学生は入室させないというルールがあるので、授業前に入力を確認しています。
なお、座席は指定制です。
また、設計課題の敷地調査日は、全員の健康確認を行ったうえで、少人数に分けて調査を行いました。
キャンパス内の敷地に、木造平屋建ての隠れ家を設計する「三蔵の隠れ家」という課題です。
ロープを張って、敷地の大きさを確認している様子。
80人の学生が4グループに分かれて敷地見学をするので、教員は4回説明します。
友達と、現場と図面の照合をしています。炎天下、マスクをしつつ、暑さ対策をしつつの調査です。
コロナ禍の対面授業は、皆さんの努力と工夫で成り立ちます。
特に入学したばかりの1年生には、何とか大学での学修の機会を持ち、友達を作ってもらいたいと考えています。
もうすぐ1年生前期の製図演習も終わりますが、1年生は対面授業によって少しは友達ができ、大学にも慣れてきたのではないかと思います。
「三蔵の隠れ家」の作品が楽しみですね。
学長から一言:1年生の皆さん、一人に1台ずつ用意された製図台付の机にやっと座れましたねッ!2学期にはコロナがおとなしくしていて、仲間と一緒に学べる授業が増えることを心から祈っています!「三蔵の隠れ家」は、学長用にも1軒、ぜひぜひよろしく!!!