【機械システム工学科】教養ゼミ「大学でいかに学ぶか」

【機械システム工学科】教養ゼミ「大学でいかに学ぶか」

新たに大学生としてのスタートを切った1年生たちに、円滑で有意義な大学生活を送るためのガイダンスを、「教養ゼミ」という形で本学科では行っており、なかなか特徴ある内容になっています。

今回はその「教養ゼミ」の合同授業で行われたワークショップや企業見学について、学長室ブロブメンバーの内田が報告します。

機械システム工学科の教養ゼミ

教養ゼミは他の学部・学科でも開講していますが、機械システム工学科の教養ゼミは、各教員が個別の教養ゼミを開講している点が特徴です。学科の新入生は、8つの教養ゼミのシラバスを見比べて、自分が受講したいと思うゼミを希望するのです(人数の偏りは調整します)。

そして各教養ゼミに分かれての授業のほかに、8つの教養ゼミ合同の授業の回もあります。この合同授業は全部で7回あり、今年は、最初の2回で「大学でいかに学ぶか」について考えました。課題文献(増田四郎「大学でいかに学ぶか」)を読んでグループ内で意見を交わし、テーマに対する各人の考えを披露しあいました。専門知識を学ぶだけでなく、教養を身につけ視野を広げることが重要であることを認識したという感想が多く出ました。

そして現在進行中の授業は「大学祭イベントを企画・計画しよう」です。再びグループに分かれて、大学祭(福山大学の大学祭は「三蔵祭」です)での学科の出し物のアイデアを考え、お互いのアイデアを発表しあい、評価しあっています。企画力やチームワークを学ぶことが目的ですが、楽しそうな出店や展示のアイデアがいろいろ出てきており、この中から実際の出し物になっていくものが出てくることを期待しています。

企業見学と企業経営者による講演

合同授業の1つとして、5月15日に尾道市の企業「向島ドック」を見学しました。「向島ドック」は大型船舶のメンテナンスを行う企業です。本学科には自動車システムコースがあり、自動車のエンジンならば1年生ももう見慣れていますが、初めて見る舶用エンジンのスケールの大きさにみんなびっくり。普段の授業では触れることのないものを見学できて、大変勉強になりました。

合同授業ではこの後、地元企業の経営者や技術者を招いての講演を、2回にわたって聞くことにしています。大学に入りたての機械技術者のタマゴたちに向けてどのようなメッセージがいただけるか、今から楽しみです。

 

学長から一言:なかなか工夫された「教養ゼミ」ですねッ!これからの社会では、課題発見力と課題解決力がとても重要ですが、そのことを身をもって感じることの出来る大学での最初の授業ですねッ!!!1年生の皆さん、がんばって!!!

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