【機械システム工学科】教養ゼミで特別講義を開催!
地元の著名人や実業家を招いての2回の特別講義の開催を、機械システム工学科では、1年生向けの授業である教養ゼミで、一昨年より始めています。今年の1回目の特別講義の様子について、機械システム工学科の小林が報告します。
今年の特別講義では、新型コロナウイルス感染防止対策を充分とったうえで、7月にエンジン研究家の畑村耕一氏を招いて『自動車エンジンの開発設計と創造力』というテーマで講演していただきました。
講師の畑村耕一氏(工学博士・技術士)は、東洋工業(現在のマツダ株式会社)に入社以来、26 年間、ハイブリッド自動車や各種の先進的エンジン、低公害・低燃費エンジンシステムの研究開発に携わってこられました。とりわけ、ミラーサイクルエンジン開発の中心人物として有名です。2001 年3 月にマツダを退社後は畑村エンジン研究事務所を開設し、多数の自動車関連企業の技術指導をしてこられました。また、多数の著書も出されており、広島大学や近畿大学で教鞭もとっておられます。
講師の畑村耕一氏
畑村先生からは、常に「エンジンのない車を作りたい!」「騒音の少ない自動車を作りたい!」などと明確な目標をもって研究していることについて話がありました。また、まず何事もやってみる!というチャレンジ精神や1人で抱え込まずに相談しながら考えることの大切さなどについての話を、趣味であるグライダーの話を交えながらしていただきました。
受講した学生たちからは「大学卒業後に会社で働くイメージを持つことができた。」「もっと自動車のことを勉強してみたくなった。」などの感想がありました。
さらに、講義後には活発な質問もあり、受講した学生たちには大いに刺激になったようでした。
畑村先生、大変ありがとうございました。
学長から一言:畑村耕一先生のお話は、豊かな経験に裏打ちされたとても有意義なものだったようですねッ!ありがとうございました。。。一年生の皆さん、新しい学びの意欲や興味がかき立てられましたねッ!!!