【心理学科】子育てステーション(@子ども遊び広場)の活動報告

【心理学科】子育てステーション(@子ども遊び広場)の活動報告

発達心理学研究室の学生が「地域に開かれた子育て支援活動」を行っています。

こんにちは。心理学科の福留です。今回は、子育てステーションの活動について、発達心理学研究室の赤澤淳子教授よりの報告です。

***********************

 2020年8月21日(金)に、心理学科発達心理学研究室の3年生が学長室を訪問し、松田学長に昨年度の子育てステーションの活動と今年度の助成金取得について報告しました。通常は、年度当初の4月に4年生が前年度の活動報告書を持参し、7月に3年生が助成金取得の報告をしていたのですが、今年度はCOVID-19の影響で報告が延期され、3年生の代表者が本日学長に報告する運びとなりました。

<2019年度報告書を松田学長に手渡す心理学科3年の古和里奈さん>

 心理学科では、2007年度からJR福山駅北口の学校法人福山大学社会連携推進センター2階にある子育てステーションにて、地域に開かれた子育て支援活動を行ってきました。発達心理学研究室の学生がその運営に携わるようになり、今年度は6年目となります。「幼保連携型認定こども園 こどもえん つくし」(以下つくし)と協働しながら、また心理学科助手の皿谷陽子先生のサポートを得ながら、子育てステーションにて「子ども遊び広場」を実施しています。2018年度からは福山大学とつくしが協働事業契約を結び、相互に協力連携をさらに深め、より充実した事業を展開しています。
 2019年度は8名の3年生が活動の主担当となり、4年生6名のサポートを受けながら「子ども遊び広場」を企画・実施しました。昨年度は5月、6月、7月、8月、10月、11月、1月、2月の計8回の活動を行い、それを報告としてまとめました。残念ながら、3月はCOVID-19の影響を考え、活動を断念しました。直前の中止であったため、学生たちは子育てステーションに集まり、当日は部屋の掃除などをしていたところ、参加者が1組来られました。この参加者はお父さんと姉妹の3名でしたが、子育てステーション歴6年で、姉のKちゃんは3歳くらいから参加してくださり、今では小学生になっています。2020年度から妹のSちゃんも小学生になるので3月が最後の参加になるとのことで、子ども遊び広場は中止かもしれないけれど、最後に立ち寄ってくださったとのことでした。当日は一緒に遊ぶことは出来ませんでしたが、最後に学生と話をして交流することができ、教員も保護者に長年の参加のお礼を伝えました。小学生になると子育てステーションに参加することは難しくなりますが、せっかくできたご縁なので、今後は生涯発達的な視点で、子どもの育ちを見守れるような活動が出来たら良いなと思いました。

 また、子ども遊び広場活動では、学生の社会人基礎能力の向上を目指し、学生自身が活動費を得るために助成金の申請にも取り組んでいます。学生が毎年地域の助成事業に申請書を提出し、審査を受けており、2020年度は一般財団法人 義倉の助成金申請代表者を池本美穂さんが、(公財)ひろしまこども夢財団の助成金申請代表者を草野裕兵さんが務め、審査を受けた結果、各々助成金を交付していただけました。池本さんは「今年度は親子が子ども遊び広場で、より安全・安心に遊べるように、いただいた助成金で空気清浄機を購入するなど環境整備に取り組みつつ、活動したいと考えています。」と、草野さんは「今年度はオンライン遊び広場など、新しい取り組みにチャレンジしていこうと思います。創意工夫しながら、この活動を継続していきたいと考えています。」と決意表明をしてくれました。

<今年度はマスクで記念撮影です!>

 2020年度は、COVID-19に翻弄されながらも教員も学生も新しい教育方法等にチャレンジして前へ進んできました。子ども遊び広場も方法を工夫しながら、地域の親子とともに安全に楽しめる活動を今後も継続していけたらと考えています。

***********************

 この逆境にも負けない学生の新しい挑戦にも期待しています。心理学科では、学生主体の活動が色々とあります。興味のある方はこちら(心理学科ホームページ)もご覧ください。

 

学長から一言:コロナ渦のせいで、今年度は学生達の学長室訪問がずいぶんと減少していますが。。。ひさしぶりの学生達の訪問でした!外部資金を獲得・活用して、地域の子ども達のためにコロナに負けない活動を考案しているようです。。。た・の・も・し・い!!!

この記事をシェアする