【情報工学科】UXデザイン演習@高知工科大学
「UXデザイン」という言葉を知っていますか? UXとは、「User Experience(ユーザー体験)」の事で、UXデザインは製品やサービスがユーザーに提供する体験をデザインすることです。
情報処理学会四国支部,IEEE四国支部での講演という形で,高知工科大学にてみらい工学プロジェクトの一つとして行われているUXデザインの特別演習を行ってきました、情報工学科の中道です。
大学院の研究交流も合わせて行われましたので大学院工学研究科1年次生の横山君から高知工科大学での特別演習について紹介します.
工学研究科1年の横山です.
中道先生の「ウナギを食べに行こう」という言葉につられて高知工科大学に行ってきました.
情報処理学会四国支部とIEEE四国支部の講演会として,5月30日(水)14:40-17:50に高知工科大学で開催された中道准教授の講演・演習「UXデザインによるストーリーがもたらすイノベーション」の補助をしてきました.工学部横断科目である「みらい工学プロジェクト」として1年生のときに受講した「UXデザインに基づく大学Web改善プロジェクト」を思い出して懐かしいと思いました.今回はそれを3時間に詰め込んだ演習形式でした.またこのとき,中道准教授がアンカーデザイン株式会社シニアサービスデザイナーとしても働いていることを知りました.
今回は高知工科大学からの要望ということもあり,「来場者がオープンキャンパスで効率よく大学を知ることができるサービス」が目標でした.しかも「AIかIoTに関連した技術を使用すること」という条件付き.
大学での演習と同様に,下記のような手順で演習が進められました.
・仮想的なユーザとその振る舞いを作成
・ゴールを達成するハッピーなストーリーボードを作成
・提供するサービスのスケッチ
大学では,1.5時間を15コマかけて行っていた演習を2コマに短縮していた分,かなり詰まった内容で受講していた方々もがんばっていました.
最終的に,出たサービスを少し紹介
・オープンキャンパスの混雑状況,混雑予測
・先生に直接質問できる先生の位置情報可視化
・Yes/Noで答えたらおすすめの展示を紹介
いずれもこれまでの学生からのアイデア募集だけでは出たことがないアイデアばかりで,高知工科大学の先生方がUXデザインとそれを仕切るファシリテーター(司会進行だけではなく、働きかける役割を担う人物)の重要性を述べておられました.
講演会の後,高知工科大学鵜川先生のプログラミング言語研究室の見学など,研究交流などもおこなわれました.研究する姿勢や環境など勉強になることも多く,特にカードキーで24時間いつでも研究できる環境にひかれました.
最後は,打ち上げもかねてひろめ市場に連れて行っていただきました.初めての高知で,ウナギ,カツオ,ウツボなど,温泉も入って満喫させていただきました,ありがとうございました.
学長から一言:この演習の成果をぜひ本学の全学部・学科に広めて欲しいですね~~伝道師になれる学生も育っているのでは?!?それにしても、高知の夕食、おいしそう!!!