【工学部】PC利用環境を一新、科学技術計算ソフトがどこでも使いやすく!

【工学部】PC利用環境を一新、科学技術計算ソフトがどこでも使いやすく!

対面授業が6月22日(月)より開始され、今年度より新しくなったPC室を使っての授業がスマートシステム学科でも始まりました。今回の記事では、前回の情報工学科のPC環境の紹介記事に続いて、スマートシステム学科の授業での様子についてを工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。

スマートシステム学科では、自分のPCを学修に活用するBYOD(Bring Your Own Device)を積極的に推進しています。BYODはどこにいても授業を受けることができ、レポートを作成できる環境を目指しています。

MATLABは科学技術計算用のソフトウェアです。理工系科目で学ぶ計算から、グラフ化、3Dシミュレーション、AIの学習まで多様なニーズに対応しています。福山大学では、本年度よりキャンパスライセンスの導入により、全学生が自宅のPCでも利用できるようになりました。5月の連休明けから始まった遠隔授業では、さっそく講義に取り入れられました。田中准教授の大学院の講義では、制御回路シミュレーションに活用されています。

大学院生はゼミ室の自分のデスクでMATLAB活用

通信工学や電波工学では、デジタル通信装置の動作解析やアンテナの電波放射パターンの解析が行われています。教科書の上では図やグラフを動かすことはできませんが、MATLABを使うことにより動かしながら見る方向を変えて観察することができます。こうした遠隔授業での学修が、6月22日(月)から始まった対面授業での内容にシームレスに繋がっています。

スマート基礎実験を行う田中准教授のデスク環境

前期は、MBD実習ⅠやCAE(Computer Aided Engineering)、スマートシステム基礎実験の授業がPCの2室で、電気電子基礎とプログラミング実習の授業がBYOD室を使って行われています。下の写真は、沖准教授によるMBD実習Ⅰの授業風景で、ここでもMATLABを使ってDCモーターを制御するシミュレーションを行っており、学びの幅が大きく広がっています。

MBD実習Ⅰ MATLABを活用した設計

学生は実験室で、卒研生はゼミ室の自分のデスクで、場所を制限されることなくMATLABを使った実験やデータ処理を行うことができます。また、自分のPCでも使えるので、自宅に持ち帰ってPCで作業することもできます。リモートワークやリモート学習の環境が大きく進みました。

学生実験でも活用されています

本年度は、新型コロナウイルスの影響によって、授業や卒業研究など大学の学修カリキュラムも大きく制限を受けており、収束もなかなか見通しが立たない現状です。刷新されたICT環境の力を借りて、これまでと同様、あるいはこれまで以上の学修成果が達成できるように、ピンチをチャンスに変えれるように工夫して取り組んでいきたいと思います!

 

学長から一言:なかなかお高い買い物だったMATLABですが、新型コロナウイルス感染症のこの状況の中で、大学でも家庭でもしっかりと役割を果たしているようですねッ!!!学生の皆さん、成果を期待していますヨ!え~と、経済学科や心理学科でも使うと言っていたけれど、。。。使用状況はどうかな?

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