【福山大学】2019年度 学位記の受渡し
今年度の福山大学学位記授与式は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって中止となってしまいました。その代わりに、JR福山駅前にある学校法人福山大学社会連携推進センターにて、学位記の受渡しが行われました。
3月20日(金)、受渡し当日は、卒業生・修了生の晴れ姿を祝うかのような晴天でした!
福山大学キャンパス内の大学会館で盛大に学位記授与式が行えないことが悔しいですね。社会連携推進センターの館内へ入ると、大学関係者の方々や卒業生・修了生が散り散りに見うけられました。
また、コロナウイルス感染の予防対策として、大人数が一度に集まらないようにするために5学部・14学科は学科ごとに受渡しの時間帯や階を変えていました。そして、至るところに除菌用のアルコール消毒液を設置し、卒業生・修了生以外の在学生の館内への立ち入りは禁止とし、さらに大学関係者は皆さんマスクをしていました。
まずは、4階会場。経済学部経済学科の佐藤寬治さんです。
経済学部長補佐の平田宏二教授から学位記が授与されました。佐藤さんに、この4年間を振り返ってもらいました。
「4年間はあっという間でした。学位記の授与が福山大学で開催されないことは残念ですが、大学で学んだことを今後も生かして頑張りたいです。」と、佐藤さんは語りました。
佐藤さんは硬式野球部に所属し、大学野球に励んできたそうです。その中で学んだ自主性や上下関係の大切さを胸に、社会でもさらに活躍していってもらいたいですね。
次は、5階会場。大学院工学研究科生命工学専攻の池原正恒さんです。
海洋生物科学科長の三輪泰彦教授から学位記が授与されました。池原さんに、この6年間を振り返ってもらいました。
「研究がおもしろくて大学院まで進みました。卒業後も研究をしていきたいです。」と池原さんは語りました。大学院では、ミズクラゲのタンパク質や遺伝子について研究していた池原さん。学位記と共に、総代として記念品も同時に授与されていました。今後はどのような研究をしていってくれるのでしょうか?とても楽しみですね。
最後に、3階会場。薬学部薬学科の角南友佳子さんです。
薬学科長の町支臣成教授から学位記が授与されました。角南さんに、この6年間を振り返ってもらいました。
「研究と勉強に忙しい6年間でした。辛いときも、同級生や先生方の支えがあったからこそ、今日という日を迎えることができました。本当にありがとうございました。」と角南さんは語りました。
薬学部は卒業するだけでなく、薬剤師国家試験に合格しなければ薬剤師になれません。勉強だけでも大変な学部ですが、角南さんは研究も一生懸命に取り組みました。その成果が認められ、なんと福山大学奨励賞を受賞することができました。本当におめでとうございます。きっと、素敵な薬剤師として社会で活躍することでしょう!
一方、受渡し会場外の福山城周辺では、卒業生がお互いに卒業の喜びを分かち合っていました。学長賞と奨励賞を受賞された方々も、みんなで集まって記念写真を撮られていました。