【心理学科】学生が薬物乱用防止講義を実施!
「ダメ。ゼッタイ。」でお馴染みの薬物乱用防止教室。心理学科でも行っています!
皆さんこんにちは。心理学科の大杉です。ここ福山大学の心理学科では様々なボランティア活動が行われていますが、今日は研究室の垣根を超えた新たな取り組みをしてくれた学生の紹介をします。
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2月17日(月)、福山市立旭丘小学校の6年生向けに福山フラワーライオンズクラブ主催の薬物乱用「ダメ。ゼッタイ。」教室が開かれました(こちらもご参照ください:福山フラワーライオンズクラブ2月のアクティビティ)。
講師を務めたのは、社会心理学研究室3年生の三島亜美さんと捜査心理学研究室3年生の吉田美月さんの2人です。
初めに、DVDとパワーポイントを用いて、違法薬物の種類や薬物乱用に伴う依存症の怖さについて、わかりやすく説明しました。甘い誘惑に乗って薬物に手を出してしまう人もいますが、それがどんな危険性を伴うのかを様々なイラストで紹介するとともに、
- 薬物の影響が自分の体だけに及ぶわけではなく、自分の周りの人たちにも大きく影響を及ぼすことだということ
- 誘われても毅然とした態度でしっかり断ること
の重要性をしっかりと伝えました。
後半は、参加型の〇☓クイズを実施しました。小学生の皆さんと講義のおさらいをして、さらに詳しく復習できるように記号で回答できる復習プリントも配布しました。楽しく薬物乱用防止を学べるようたくさんの工夫をしました。
<写真中央左が三島さん、右が吉田さん>
立派に大役を果たした2人からの感想を紹介します。
- 福山大学人間文化学部心理学科3年 三島亜美さん(社会心理学研究室)
今回、薬物乱用防止の講義を行ったことで、様々な経験をすることができました。相手は小学生なので、どのような言葉を使ったら伝わりやすいか考えたり、ゆっくりはっきり話すことを心掛けたりして工夫しました。DVDを観ている時やスライドで薬物についての説明をしている際、とても静かに熱心に聞いてくれてとても発表しやすかったし、説明が終わった後に少しクイズなども行ったりして、楽しく講義をすることができたので良かったです。このような経験をしてみて、小学生に教えることでより薬物のことについて自分たちも勉強し直すことができたし、この講義を受けたことによって小学生の子どもたちが薬物についての知識を身に付けて、周りの人などに伝えていってくれれば薬物をする人が少しでも減っていくのではないかと思います。今回の講義で自分自身も成長することができ、とても貴重な経験になりました。
- 福山大学人間文化学部心理学科3年 吉田美月さん(捜査心理学研究室)
薬物乱用防止の講義を実施したことは、とても良い経験になったなと感じます。たくさんの人の前で講義をする機会はなかなかないので緊張しましたが、どのような資料を使って、どのような表現をしたらいいのかなどを考えることはとても勉強になりました。自分たちにとって、これからの人生に生かしていけることだと思います。これから社会に出て仕事をしていく際に相手に伝わりやすい表現をしなくてはならないし、より分かりやすいように資料を作らないといけない時もあるかもしれません。その時に今回経験したことを大いに活かせると思うし、少しでも自信を持って行うことができるのではないかなと思います。また、薬物乱用についての講義だったため、私たちも薬物について勉強し、薬物の知識を改めて身につけることができました。小学生の時にいろいろな知識を身につけることができれば、もしもの時に少しでも対応ができると思うので、今回の講義で少しでも覚えてもらえていたらいいなと思います。
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薬物乱用は、他の犯罪にも結び付き得る大きな社会問題です。大人になってから学ぶのではなく、子どものうちからその危険性を学び、社会全体で薬物を拒否する体制を整えていきたいものですね。今後の防止活動にも大いに期待しています。
学長から一言:子供たちにとっても、学生たちにとっても、とても勉強になりましたねッ!有意義で自身の学びにつながる素晴らしい活動でした!お疲れ様!!!受け入れてくださった旭丘小学校の皆さんにも感謝!!!