【経済学部】ビジネス能力検定2級53名、3級151名 合格!
2019年度のビジネス能力検定試験の結果が発表されました。今年度の結果と過去5年間の合格者数の推移について、学長室ブログメンバーの野田が報告します。
経済学部では、試験に向けてビジネス能力検定対策講座を6名の教員で行ってきました(私も担当しています)。今回は、ビジネス能力検定対策講座を担当している平田宏二教授からコメントが届きましたので、併せてお伝えします。
まずは、ビジネス能力検定合格者の結果と5年間の推移をご覧ください。
福山大学経済学部では、平成27年よりビジネス能力検定対策講座に取り組んでおり、今年で5年目となります。合格者の推移を見ると、5年で2級は合格者が約10倍、3級は合格者が約3倍と大幅に増加していることがわかります。対策講座を担当した一員としては嬉しい限りですね。
また、対策講座も毎年アップデートを繰り返してきました。現在も、次年度の対策講座のプランをビジネス能力検定委員で検討しているところです。今後も、これまで以上に合格者を輩出できるように委員一丸となって取り組んでいきます。
以下は、ビジネス能力検定委員の平田教授のコメントです。
経済学部として、なぜビジネス能力検定に取り組むのか、と疑問に思われる方もいるのではないでしょうか?その問いにお答えしたいと思います。
経済学部の教育理念の一つに「知行合一」があります。この「知行合一」とは、学問を修めるのみならず社会に出てから活躍できる人材になる(社会を知り、行動を伴う)という教育理念です。経済学部では「知行合一」のもと、資格・検定支援に力を入れています。経済学部としてビジネス能力検定対策講座の実施、受験料補助などを行っており、1年生の資格・検定対策の中心となっています。では、なぜビジネス能力検定なのでしょうか?今の若者に少し欠けていると感じることも多い挨拶やマナー、企業に求められている社会人基礎力を身につけてもらうため、検定の受験を推進しています。
まず、1年生で対策講座を行っているビジネス能力検定2級・3級とMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の資格・検定を足掛かりに、2~4年生で証券外務員、日商簿記検定、ファイナンス資格、語学系の資格・検定などを身につけることが理想です。そして、卒業時には企業から求められる人材になっていただきたいと思います。
現在の就職市場は売り手市場で良好です。しかし、現在の社会情勢には、様々な懸念事項(消費税増税の影響、オリンピック後の経済状況、米中関税戦争の行方、新型コロナウイルスによる経済活動の停滞など)があります。直近では、全国的に有効求人倍率が急激に下がりだしています。そのような状況の中、企業はより一層即戦力を求めて採用活動を行う傾向が強まると思います。換言すれば、多くの資格を身につけ即戦力として活躍できる人材が求められるのではないかと考えています。
これまで述べてきたように、経済学部は資格・検定支援に力を入れています。この取り組みは、受験生、高校関係者並びに産業界から高く評価されています。ビジネス能力検定については合格者がここ数年急激に伸びてきていますが、来年度からはより一層合格者を増やすよう努力していきます。今後も、多くの経済学部の学生には様々な資格・検定取得にチャレンジしていただきたいと思います。
学長から一言:5年間の継続的努力の成果は、着実に定着してきているようですねッ!学生の皆さん、がんばって!!!教員の皆さんもがんばって!!!