【心理学科】サイバー防犯ボランティアが感謝状を受領!

【心理学科】サイバー防犯ボランティアが感謝状を受領!

広島県内全サイバー防犯ボランティアの代表として、本学の学生が大役を務めました!

皆さんこんにちは。心理学科の大杉です。本日は、広島県警から委嘱されている「サイバー防犯ボランティア」に関する輝かしい成果の報告です。代表2名が参加した「サイバーセキュリティ・カレッジin広島」の様子を皿谷陽子助手より紹介いただき、その成果を学長に報告した様子について、大杉がお伝えします。

 

サイバー防犯ボランティアは、福山大学心理学科の犯罪心理学研究室平伸二教授)と捜査心理学研究室大杉)の学生が、特に子どもや学生がサイバー犯罪に巻き込まれることを防止するために教育活動や広報・啓発活動をしたり、SNS上のサイバーパトロールを行ったりする活動です。活動の詳細については、以下の広島県警察本部のホームページと過去の学長室ブログを合わせてご参照ください。

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こんにちは。心理学科助手の皿谷です。私からは、心理学科サイバー防犯ボランティア3年生の池野美裕さん(捜査心理学研究室:大杉ゼミ)と竹原美穂さん(犯罪心理学研究室:平ゼミ)の2名が参加した「サイバーセキュリティ・カレッジin広島」の様子を報告いたします。

本イベントは毎年2月に実施されており、今年で14回目の実施です。主催者は、広島県警察広島市広島県インターネット・セキュリティ対策推進協議会(通称:HISEC)となっており、2月8日(土)に広島市内の合人社ウェンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)で開催されました(昨年度の様子は広島県警ホームページ上を参照ください:サイバーセキュリティ・カレッジin広島2019を開催)。

第1部の講演では、広島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課の方から広島県内におけるサイバー犯罪の現状と対策について話がありました。また、サイバーセキュリティの専門家からの講演もあり、学生も真剣に耳を傾けました。

第2部においては、サイバー防犯ボランティアの委嘱式が行われました。最初に、本学における今年度のボランティア活動に対し、感謝状が贈られました。上記の記事のとおり、福山大学では地元の小学校や社会福祉施設におけるサイバー防犯教育活動を積極的に行った他、サイバーパトロールも定期的に行ってきました。その成果が認められ、福山大学のボランティアメンバー全9名に感謝状と記念品が授与されました。代表して池野美裕さんが受け取りました。

続いて、来年度の委嘱状が交付され、県内の大学や組織のボランティアの代表全8名が順に受領しました。こちらも福山大学の代表として、池野さんが受領しました。さらに、来年度のサイバー防犯ボランティア全183名の代表として、池野さんが決意表明を行いました。日々発生するサイバー犯罪被害を抑止するために、教育活動やサイバーパトロール活動などに積極的に取り組むこと、安全で安心なサイバー空間の実現に寄与することを力強く宣言してくれました。元科捜研の大杉講師の指導のもと、礼式もばっちり!見事に大役を果たしました。

今回は、サポートとして参加してくれた竹原さんも立派に感謝状を受け取り、最後に記念撮影を行いました。

<左端が竹原さん、右端が池野さん>

サイバーセキュリティ・カレッジに参加した2人の感想を紹介します。

人間文化学部心理学科3年 池野美裕さん
今回参加したサイバーセキュリティ・カレッジで、私は県内で活動する183名のサイバー防犯ボランティアの方々の代表として感謝状をいただいたり決意表明をしたりすることとなりました。表彰の際は、笑顔を忘れるほど緊張していました。なぜなら、周囲にいるのは企業関係の方や他大学の教授の方ばかりで、学生は私だけだったからです。しかし、大杉先生から事前に礼の仕方や表彰状の受け取り方等を指導していただいていたおかげで、183名の代表に相応しい行動ができたと思います。私にとっては、とてもいい経験になりました。イベントでは、多様化するサイバー攻撃から身を守るための方法も学びました。パスワードは同じものを使わない、メールアドレスを使い分ける等、ここで学んだことをこれからのサイバー防犯ボランティアの活動に活かしていけたらいいなと思いました。これまでのサイバー防犯ボランティアの活動を通して、私たちがよく利用するSNSの裏側が見えました。未成年の子たちがSNSにおける被害に受けないようにするためには、自分のことを大切にしないような投稿をできるだけしないように、小学校等に出向いてきちんと呼びかけていかないといけないと改めて考えています。SNSの正しい使い方を私たちが断言するのは難しいですが、せめて被害に遭わないように、リスクを伝えていくことが重要だと思います。これからサイバー防犯ボランティアの活動がより一層活発になるように、新しく入ってくる後輩たちと協力して頑張りたいです。

人間文化学部心理学科3年 竹原美穂さん
私は、サイバー犯罪の防止及び啓発活動を通じて、自分自身大きく成長したと思いました。活動の中でも自身が一番成長できたと感じた活動は、小学校におけるサイバー防犯教室です。ボランティアの皆でどうしたら分かりやすく伝わるか等の意見を出し合いながら、直前まで講義の準備をしました。講義は緊張しましたが、小学生の皆さんに「今日習ったことを忘れずにSNSを使います。」と言われ、とても嬉しく思いました。また、今回のサイバーセキュリティ・カレッジに参加してみて、私たち自身どうやってサイバー犯罪から身を守るか、私たち市民でできることを学びました。サイバー犯罪は見えない攻撃です。サイバー犯罪がサイバー攻撃、すでにサイバー戦争として国同士の戦争の一種として存在しており、私たち市民ではどうすることもできない部分もあります。私たちができることとして挙げられるのは、例えば架空請求やネットショッピングの詐欺などの事例です。このような問題は、気をつけながらインターネットを使用すれば防ぐことができます。ここで学んだことを家族や友達などの周りに広めて行こうと思いました。今の世の中、インターネットやSNSを使用することは避けられません。使用する際に気を付けることに重点に置きながらボランティア活動をし、また他団体のボランティアの方々とともにサイバー犯罪を防止できるよう活動していけたらと思います。

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以上の成果の報告を、2月27日(木)に学長室を訪問して行いました。初めは緊張の面持ちの2人でしたが、いただいた感謝状や記念品、委嘱状を見せながら「サイバーセキュリティ・カレッジin広島」に参加した報告を行いました(新型コロナウイルスの影響で、マスク着用で失礼しています)。

松田学長からは、労いの言葉と来年度に向けての激励の言葉をいただき、池野さんも竹原さんも「頑張ります!」と身を引き締めながら回答してくれました。2人は、卒業後も犯罪被害防止のための活動を続けられる仕事を目指して、現在鋭意勉強中です。4月から4年生となりますが、後輩の育成も含めて夢に向かって頑張ると宣言しています。その頼もしい姿を見て、これからのこの活動を引っ張り、そして後輩を育てる良き先輩になると確信しています。

インターネットが欠かせない現代、それに付随する犯罪もますます深刻化しています。福山大学サイバー防犯ボランティアは、今後も積極的に防犯活動を実施していきます。ご要望がありましたら、是非心理学科までお問い合わせくださいね。

 

学長から一言:ボランティア活動の内容も時代を反映しますね~。。。このような大学の学びが生きるボランティア活動は、世のため人のためである以上に、自身の専門性を深めることにつながりますねッ!自分が成長させてもらっているという感謝の気持ちも忘れないようにして、がんばって!!!

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