【薬学部】薬学部学生が広島県ヤング薬物乱用防止指導員に!
覚せい剤やMDMAによるニュースが依然として多い世相ですが、そのようなとき、薬学部3年生の7名が『広島県ヤング薬物乱用防止指導員』に任命されました。劇団「危防」顧問の薬学部石津教授が紹介します(投稿:学長室ブロガー薬AI)。
最近、薬物乱用のニュースを頻繁に見るようになってきました。覚せい剤やMDMAによるニュースが依然として多く、それに加えて大麻によるものも増加しているのが現状です。特に、20歳代及び未成年者の乱用者が増加してきており、さらなる低年齢化が懸念されています。そのため、青少年に対する薬物乱用防止に向けた啓発が急務となっています。
そこで、広島県では広島県薬物乱用防止指導員やライオンズクラブと連携して、広島県下の大学(福山大学、福山平成大学、尾道市立大学、県立広島大学、広島国際学園大学、広島女学院大学)において、薬物乱用防止について積極的に活動している学生に「広島県ヤ ング薬物乱用防止指導員」として地域活動を通じて薬物乱用を拒絶する社会・環境づくりに努めてもらうことになりました。「広島県ヤング薬物乱用防止指導員」は、薬物乱用防止教育認定講師養成講座を受講して大学生薬物乱用防止教育認定講師として登録されており、日頃から薬物乱用防止の活動を積極的に行っている学生の中から選ばれます。本学からは薬学部3年生の植松浩之君、浅田一樹君、榧木 翔君、河崎夏子さん、岸本大樹君、松岡悠香さん、山根彩楓さんの7名が広島県ヤング薬物乱用防止指導員として任命されました。
この7名は、以前この学長室ブログでも紹介した劇団「危防」(座長:植松 浩之君、団員(薬学部1~3年生)17名、顧問:石津 隆教授)において、薬物乱用防止の活動を行ってきました。因みに、「危防」というのは危険ドラッグ防止の略で、希望へとつなぐことを意味しています。
昨年の11月29日には、福山市立新市中央中学校の体育館において、全校生徒に薬物乱用防止をテーマとした劇を行いました。いろんなことで悩んでいる高校生に悪い先輩や友人が覚せい剤(アイス)を勧めてくるが、最後はその誘いをきっぱりと断ることができたというストーリーです。劇の最後にはパプリカのダンスも披露し、中学校の生徒さんや先生方に楽しみながら薬物乱用防止の大切さについて理解していただくことができました。これに対して、福山新市ライオンズクラブより感謝状が授与されました。
このような劇団「危防」の活躍により、この7名が今回、広島県ヤ ング薬物乱用防止指導員として任命された次第です。今後は、広島県で行われる薬物乱用防止の催しやイベントに参加して、薬物乱用防止について広く活動していくことになっています。
以上のことについて、1月16日に学長室を訪問し、松田文子学長に報告いたしました。
学長から一言:劇団「危防」の皆さん、素晴らしい活躍ですねッ!広島県ヤ ング薬物乱用防止指導員として、広島県の特に子ども達を薬物汚染から守る活動を、しっかりお願いしま~す!