【生物工学科】バラ酵母パンを焼いてみました!
バラ酵母菌パン種で、ホームベーカリーを使ったパン作りに初めて挑戦してみました! こんにちは。学長室ブログメンバー生物工学科・ワイン醸造所長の吉﨑です。これまで何度も報告しているとおり、本学科の分子生物学研究室(久冨泰資教授)では、バラの花びらより酵母菌を分離してパンやワイン造りによる大学ブランドの構築を目指しています。
さて、本日は趣向を変えて、今年から販売に漕ぎ着けたホシノ薔薇酵母パン種を私(吉崎)が実際に購入し、ホームベーカリーを使ったパン作りに初めて挑戦してみましたのでレポートしたいと思います。
ホシノ薔薇酵母パン種
上記の通販サイトで購入したパン種です。クール便で届きましたが、届いたら冷蔵庫で保管しましょう。この商品は乾燥酵母ですので、「生種起こし」という工程がまず必要になります。販売元のホームページに親切に書かれているので、そちらを参考にしましょう。
30℃の温水20mlをホームベーカリー付属の生種容器に入れ、それにパン種10gをダマにならないように少しずつ加えながら軽く混ぜます。
続いて、ホームベーカリーにセットし、生種起こしメニューを選んでスタートします。
28℃で24時間かかりますが、この間に酵母菌がかなり増えるようですね。
生種が完成しました!6時間以上、冷蔵庫で休ませてから使うと良いようです。なお、この状態で1週間程度冷蔵保存がききます。何斤か作る予定があれば、必要に応じて多めに作ると良いですね。
いよいよパン焼きの工程です。水180ml、できた生種30g、砂糖16g、塩4g、強力粉290gをこの順番にホームベーカリー付属のパンケースに入れます。あとは本体にセットしてスタートするだけです。簡単ですね!使用量はお使いの機器に合わせてくださいね。
ホームベーカリーが全自動でこねたり寝かしたりとやってくれるので、7時間ほど待つと美味しそうなパンができあがりました!
焼きたてパン
人生初のパン作りでしたが、焼きたてのパンを見たときはちょっと感動しました。お味は・・・?やはり焼きたてパンは美味しいです!!我々生物工学科の研究成果とあらば尚更ですね。美味しいと評判のパン屋さんのできたてじゃないパンとなら勝負になるかも?(個人の感想です)
今回、私は買ったまま一度も使われず5年も放置されていた我が家のホームベーカリーを使いましたが(笑)、各工程をよく理解していればなくても何とかなりますね。思えば、私もかつてデンプン研究をしていました(現在はワイン研究に転向しました)。できたてが美味しいのは理論的にもよく知っていたのに、もっと早くからパン作りしていれば良かったと後悔しました(機材は持ってたのに・・・笑)。皆さんも是非、バラ酵母を使ったパン作りに挑戦してみてくださいね。
学長から一言:おいしそうですね~~皆さんも、福山のバラの花びらから採取した酵母でパンを焼いてみませんか!!!感動もの!!!