【心理学科】子育てステーションの活動報告

【心理学科】子育てステーションの活動報告

発達心理学研究室の4年生が、5月7日に学長室を訪問し、松田学長に昨年度の子育てステーションの活動を報告しました。赤澤淳子教授にその時の様子をまとめてもらいましたので、学長室ブログメンバーの野寺(心理学科)が投稿します。

子育てステーションの活動

心理学科では、平成19年度から宮地茂記念館で地域に開かれた子育て支援活動を行ってきました。この活動は、認定こども園つくしの協力を頂いておりますが、平成30年度からは福山大学と認定こども園つくしが協働事業契約を結び、相互に協力連携をさらに深め、より充実した事業を展開していく運びとなりました。

子育てステーションの活動を発達心理学研究室が担当するようになって3年になりますが、平成29年度も発達心理学研究室の学生12名が、乳幼児が親とともに自由かつ安全に遊べる空間「子ども遊び広場」作りに取り組みました。その結果、延べ51名の乳幼児と66名の保護者の参加がありました。平成29年度は、乳幼児の体力・運動能力を向上させる遊びを体験してもらうという目標を掲げ、学生がサーキット運動を企画実施しました。また、初めての試みとして創作人形劇も実施しました。

また、昨年度は (公財)ひろしまこども夢財団および一般財団法人 義倉の助成金に加え、福山大学の学長賞も授与されました。そして、助成金や学長賞を活動資金とし、「子ども遊び広場」の9回の活動に関するリーフレット形式の報告書を作成しました。

4年生が学長室を訪問

今回学長室を訪問したのは発達心理学研究室の4年生6名ですが、大学生活の4年間で学長室に入室するのは初めての体験で、みな緊張した面持ちでした。しかし、松田学長に満面の笑みで迎えてもらったことで、一気に緊張がほぐれていました。

最初に、(公財)ひろしまこども夢財団の申請者代表を務めた心理学科4年生の坂本茉里恵さんが、昨年度の学長賞のお礼を伝え、活動報告書を松田学長に手渡しました。

他のメンバー達も、「運動サーキットの企画実施」(後藤伶奈さん)、「義倉の申請者代表」(河原美帆さん)、「保険業務の担当」(永久真菜さん)、「虫さがしの企画実施」(山田彩乃さん)、「報告書の作成注文」(藤田凌生さん)など、各々自分が担当した役割について学長に報告しました。

 

松田学長より、「助成金申請書類や報告書作成などは大変な作業だったと思いますが、このような実践活動により、皆さんは『社会人基礎力』ともいえるような力を確実に身につけましたね。後輩に繋いでいってください。」と激励を受けました。
昨年度より子どもを対象とした遊びの企画だけでなく、その遊びの意味についても発達心理学の視点からわかりやすく保護者にパワーポイントで説明するという試みを学生がスタートさせました。子育てステーション活動も3年目を終え、活動内容も「ゆるぎなく前進」しています。発達心理学研究室の学生達は先輩から受け取ったバトンを確実に後輩へと繋いでいってくれており、指導教員としても喜ばしく思っています。

 

報告を終えて学長室を退出した学生達の顔は、入室前の緊張した面持ちとは打って変わって誇らしい表情になっていました。一昨年度、昨年度に引き続き、このように学生が自分達の活動を学長に直接報告できる機会があるということは、学生にとって大きな励みになりますし、これが福山大学の良さだと実感しました。

 

学長から一言:活動資金もしっかり自分たちの力でゲットし、地域密着型の、そして心理学の学びと密着型の、素晴らしいボランティア活動ですねッ!!!また先輩から後輩に受け継がれ、どんどん内容が充実していっているのも素晴らしいことです。。。指導の赤澤教授も、お疲れ様。。。そしてなによりも、協力いただいているの認定こども園つくし関係者の皆様、本当にありがとうございます。

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