【心理学科】犯罪心理学研究室学生、広島県「減らそう犯罪」推進会議に出席!
心理学科では、「犯罪」を減らすためのボランティア活動が積極的に行われています。
皆さんこんにちは。心理学科の大杉です。気づけば12月ももう半ば!早いものですね。
今日は、心理学科犯罪心理学研究室の平伸二教授から、学生の活躍について報告をいただきます。
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犯罪心理学研究室の平です。
心理学科4年生の桑木基成(くわきもとなり)さんが、広島県「減らそう犯罪」推進会議の第18回会議に出席しました。
当推進会議は、「減らそう犯罪」ひろしま安全なまちづくり推進条例に基づいて平成15年に設置され、「犯罪の起こりにくいまちづくり」を進めるために、毎年開催されています。
広島県知事、広島県警察本部長、広島県防犯連合会会長、広島消費者協会会長をはじめ、県民(弁護士、医師、議会、学生など)、事業者、ボランティア団体、学校・PTA、学識経験者、行政の代表者が一同に介し、防犯対策の強化に関する情報交換や意見交換等をします。
桑木さんは、学生の代表として本推進会議の委員を務めています。
2018年度に開かれた第17回会議にも出席しており、今回が2度目の参加です。
それでは、桑木さんに会議当日の様子を報告してもらいます。
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会議は、本推進会議の会長である湯崎英彦知事の挨拶から始まりました。
第18回会議の主な議題は、
- 広島県内における犯罪情勢
- 県民の安心感に関する令和元年度のアンケート調査
- 「減らそう犯罪」広島県総ぐるみ運動『第5期アクションプラン』の策定
の3点でした。会長、副会長3名、委員33名の総勢37名の県民代表が、これらの議題について意見を交わしました。
広島県内の犯罪情勢や県民に対するアンケート調査結果の報告から、県内の刑法犯罪認知件数、身近な犯罪認知件数、子ども・女性・高齢者被害の認知件数は、いずれも昨年度より増加していることがわかりました。
これはこの推進会議が始まって以来なかったことで、今まで減少続きだった発生件数が前年比を初めて上回りました。
また、県民は治安向上に向け、「子どもを狙った声かけや性犯罪」「空き巣などの家宅に侵入しての犯罪」「ひったくり・路上強盗などの路上犯罪」「痴漢・盗撮や強制わいせつなどの性犯罪」の防犯対策を特に求めていることもわかりました。
犯罪認知件数や犯罪被害認知件数の上昇及び「子どもを狙った声かけや性犯罪対策」を求める県民の声を聞き、犯罪心理学研究室の学生が組織する「PACE福山支部」の活動の重要性や継続の必要性を感じました。
PACE福山支部は、子どもが被害者となる犯罪を未然に防止し、子どもたちが安心して通学・遊ぶことができるように活動しています。
例えば、子どもたち自身が危険な場所を予測し、それを回避する能力を身につけるために「地域安全マップ作製活動」の取り組みを進めています。
推進会議の2020年度の取組み方針の中にも、地域安全マップなどを用いた防犯意識の向上、防犯ボランティア団体の活動活性化及び防犯リーダーの育成が組み込まれており、広島県がPACE福山支部のようなボランティア団体へ寄せている期待をひしひしと感じ取ることができました。
私の委員としての2年間の任期が今回の会議で終了しました。
来年度は、犯罪心理学研究室の後輩に本推進会議の委員を引き継ぎます。
この2年間で学んだたくさんのこと、推進会議の委員を務めることでできた自治体をはじめとした地域の方々との繋がりなどを後輩にしっかりと引き継ぎたいと思います。
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桑木さんは、犯罪心理学研究室の学生を中心とした学生ボランティア団体「PACE福山支部」の代表を務めており、そちらでも精力的に活動しています。
さらに、本人は本学大学院への進学を決めており、進学後も備後圏域を中心とした地域社会の安全に資する社会活動・基礎/応用研究を続けます。
桑木さんの更なる成長に期待しています!
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学生が自ら防犯に取り組む姿はとても頼もしいですね。桑木さんの更なる活躍、そして来年度以降のPACE福山支部の活躍も大いに期待しています!!
学長から一言:福山大学の心理学科は、公認心理師の資格取得に向けた充実のカリキュラムと教授陣に加えて、犯罪心理学のメッカ!!!PACE福山支部の活動や県知事が議長を務める広島県「減らそう犯罪」推進会議で学生が委員を務めるのも、福山大学の心理学科ならではの学生の活躍ですねッ!!!