【社会連携センター】産から学へのプレゼンテーションで企業がニーズ紹介
2019年度『産から学へのプレゼンテーションin岡山』が、11月27日(水)に岡山コンベンションセンターで開催されました。主催者は、経済産業省中国経済産業局、国立研究開発法人科学技術振興機構、一般社団法人中国経済連合会、中国地域産学官連携コンソーシアムです。
この「産から学へのプレゼンテーション」は、研究開発を進める複数企業から共同研究・連携したい研究・分野等の課題を、大学・高専・研究機関に向けて直接発表する場となっています。
この「産から学へのプレゼンテーション」に出席しましたので、学長室ブログメンバーの社会連携センター中村が報告します。
「産から学へのプレゼンテーションin岡山」の募集チラシには『★大学・公的研究機関の研究者・関係者、産業支援機関、金融機関、行政機関の関係者限定の情報になりますので、その他の関係者(企業の方等)への転送およびHPへの転載等はご遠慮ください。』と記入されています。
したがって、知財等を含むプレゼンテーションの内容等は非公開であるため、今回は概要報告となります。
このプレゼンテーションに参加するためには、事前に登録する必要があります。
ニーズ発表を行う企業は5社で、パワーポイントを用いて各企業が求めるニーズについて発表されました。
1社目の発表が終えると、名刺交換会がロビーで行われます。名刺交換会を終えると、引き続き2社目の企業のニーズ発表に移ります。特に興味のあるニーズに対しては、個別面談を申し込むことができます。
プレゼンテーションが終わった後は、飲食を伴う会費制の情報交換会となります。
この情報交換会で企業のニーズ発表内容について、詳しく聞いてマッチングの可能性を検討します。
今回発表された企業のニーズを福山大学に持ち帰って、対応できる教員に相談することになります。
相談した教員に興味があれば企業に連絡して、企業ニーズを前提とした企業と福山大学の教員との協議に移ります。
協議を行って企業ニーズに教員が対応できると判断したとき、共同研究契約を締結して共同研究を開始することになります。
この『産から学へのプレゼンテーションin岡山』では、企業のニーズ発表後に、NEDO事業説明会や中小機構事業説明会の研究支援事業の説明も併せて行われました。
福山大学のシーズと企業のニーズのマッチングを成功させて企業と共同研究を行うことができれば、知的財産を有する特許出願及び登録に結びつく可能性が大きくなります。
また、この企業と大学との知的財産を企業が実施していただくことも地域貢献の一助と考えています。
これからも引き続きよろしくお願いいたします。
学長から一言:大学等の研究を企業に向けて発表するのではなく、まずは企業の方が研究開発やニーズについて発表し、大学等に共同研究の誘いをする、そこに産業支援機関、金融機関、行政機関もからむということなのですね。。。良いマッチングがあって共同研究が進むようだと良いですねッ!