【海洋生物科学科】巡回展「雨展 あらぶる雨・めぐみの雨」開始!
「雨」と聞くと、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
ここ備後圏域では、あまり雨は降らないものの、昨年は洪水が大きな被害をもたらしました。その一方で、雨は生き物にとって必要な恵みも運んできます。
皆さんこんにちは。海洋生物科学科学長室ブログ委員の Kenji♪ です。
今回は、海洋生物科学科アクアリウム科学研究室の4年生・大橋香月さんが、卒業研究の一環で行っている「雨展」のご案内です!!
大橋香月さんの卒業研究を指導している真田講師が、「雨展」について紹介いたします。
雨展~あらぶる雨・めぐみの雨~
今回はここ福山大学で、巡回展「雨展 あらぶる雨・めぐみの雨」が、12月5日(木)まで27号館(大学会館)の1階ロビーにて開催しますので、海洋生物科学科の真田がお伝えします。
雨展は、大学の学生や教員、気象キャスター、展示プランナーやデザイナー、国土交通省の職員などの有志のメンバーからなる「水の巡回展ネットワーク(JAWANET)」によって企画・開発されました。このグループでは、水に関する様々なテーマの展示ユニットを開発し、それらを各地の展示館に巡回しています。巡回の機会を利用して調査を行いながら、多くの場所で活用できる汎用性の高い、楽しく学べる展示を創造していくことを目的に活動しています。
福山大学での雨展は、海洋生物科学科の卒業研究の一環として、瀬戸内の地域情報も展示に加えた内容になっています。今回、福山大学での開催を担当しているのは、海洋生物科学科4年生の大橋香月さんです。
雨展を担当する大橋香月さんは、海洋生物科学科4年アクアリウム科学研究室の学生です。卒業研究の一環として、福山大学での開催を目指して準備を進めてきました。
雨展を福山大学で開催する前は、大阪市内の会場で設営していました。大橋さんをはじめ、海洋生物科学科アクアリウム科学研究室のメンバーは、大阪会場での展示の設営と撤収を経験した後、ここ福山大学での設営に挑みました。巡回展の設営作業などを通して、他大学の学生とも交流を深めてきました。
他大学の学生と共同で、展示の配置や設営作業を行いました。また、展示調査などの情報は他大学の学生とLINEで共有しています。
雨展の展示ユニットには、映像展示「あらぶる雨災害」、標本展示「雨粒標本」、楽器「雨音・水音」などがあります。
さらに、この福山会場では、瀬戸内の地域情報として福山市内のハザードマップや海の恵みである備後フィッシュについても、大橋さんが追加情報として紹介しています。
雨展の展示ユニットです。様々な展示ユニットを活用して雨の魅力に迫ります。
今回、福山会場での追加展示を作成するにあたり、備後フィッシュの情報については、大橋さん自らが魚を調理して撮影を行い、研究室のメンバーで美味しくいただいた後に、展示パネルを完成させました。
因島キャンパスの食堂で、大橋さんがウマヅラハギの展示物を作成している様子です。
今回は煮つけにしました。ウマヅラハギが魅力的に映える様、展示物を撮影します。
撮影後の試食会です。今回は、たまたま附属水族館へ職場体験に来ていた尾道中学校の生徒さんも一緒に、ウマヅラハギの展示を美味しくいただきました。
ウマヅラハギをはじめ、マダイやキジハタ、ガザミなどなど、備後フィッシュの魅力を展示で伝えます。
さらに、展示の初日には、生物工学科の佐藤淳准教授と一緒に行った【ブランディング事業】環境教育で次世代の育成に参加してくれた地元の西藤保育所の子どもたちが来てくれました。
インタラクティブ映像「ひかりあめ」で遊ぶ子どもたちです。Kinectの技術を使った展示で、モニタを通じて自分の体で雨を受け止めることができます。
この雨展は、27号館(大学会館)の1階ロビーと食堂のある左側スペースで、12月5日(木)まで開催しています。皆さん、是非ご覧ください。
卒業研究の一環でもあるので、展示調査も実施しています。また、アンケート調査にもご協力のほど、よろしくお願いします。
学長から一言:学術的価値もあり、かつおもしろそうですねッ!学生や教職員の皆さん、ちょっと大学会館まで足を伸ばして、雨について、特に瀬戸内の雨の恵みについて、考えてみましょう!海洋生物科学科の卒業研究の手助けにもなりますよ!