【国際交流】夏期語学研修生&交換留学生への奨学金授与式

【国際交流】夏期語学研修生&交換留学生への奨学金授与式

アメリカ・カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)夏期語学研修、中国・上海師範大学夏期語学研修、ベトナム・ベトナム貿易大学(FTU)夏期語学研修、またFTU交換留学から帰国した学生対象の奨学金授与式を11月14日(木)に行いました。当日の様子について、国際交流課の清藤がお届けします。

 

UCR夏期語学研修9名、上海師範大学夏期語学研修2名、FTU夏期語学研修2名、FTU交換留学生2名が支給対象となっており、授業の関係で奨学金授与式には5名(UCR4名、上海師範大学1名)が参加しました。参加した学生たちは皆奨学金の授与を前に少し緊張したような面持ちでした。授与式では国際交流担当の冨士副学長から学生たち一人ひとりに奨学金が手渡され、その後学生から一言ずつ海外研修を振り返ってコメントを述べていきました。

木戸くんは、4週間のUCR研修から帰国して、受験したTOEICではスコアが大幅に上がって英語力の向上を実感したと嬉しそうにコメントしていました。

小島くんは、4週間のUCR研修を通して海外に行きたい気持ちがこれまで以上に大きくなったので、また他の国にも行ってみたいと力強くコメントしていました。

島崎くんは、UCRに4週間滞在して留学前と比べて物事を見る視野が随分と広がったのを実感していると堂々とした様子でコメントしていました。

増原さんは、UCR2週間の研修中、海外の人たちが何事にも積極的で自分の意見をしっかりと述べている姿に刺激を受け、帰国後は自分の意見を持って発言するように心がけていると言っていました

山田さんは、上海師範大学の研修を通して、今後も中国語をもっと上達させて自分の言いたいことを中国語でしっかりと伝えられるようにしたいと更なる中国語学習への意欲を述べていました。

その後、冨士副学長から「色々苦労もあったと思いますが、海外には誰でも行けるわけではなく、この研修に参加できたことは非常に貴重なことであり、今後の人生に生かしていってもらいたい。」と学生たちに労いと激励の言葉をかけました。留学前に期待を抱きつつも不安そうに国際交流課に相談に来ていた学生たちが、海外研修を通して随分と成長した様子を見ることができて、国際交流課としても非常に嬉しく感じました。

最後に、海外研修から帰国した学生たちの研修報告書をいくつか紹介させていただきます。

①【UCR・夏期語学研修】薬学科1年・栗下鈴香さん

私は「海外に行ってみたい、外国の文化に触れてみたい」と思っていた時に、ちょうどUCR夏期語学研修生募集のポスターを学内で見つけて、その日のうちに詳しく説明を聞き、この研修への参加を決めました。アメリカに着いてすぐのホームステイ先でのホストファミリーとのコミュニケーションは簡単ではありませんでしたが、いつも私の英語をしっかりと聴いてくれて、またゆっくりと喋ってくれたおかげで、最終日にはスムーズに話すことができるようになっていました。授業は、少人数制で先生やクラスメイトとコミュニケーションを取りながら毎日楽しく受けられました。授業の中で一番印象深かったのは、英語のディベートです。人の意見を聞いて自分の考えを伝えるのは大変でしたが、自分の意見が伝わった時は喜びもひとしおでした。大学で出会った様々な国の学生と仲良くなれたことも思い出の一つで、再開の約束をした友達もいます。また、週末に連れていってもらったカリフォルニアディズニーやハリウッドなどでは、日本との規模の違いに圧倒されました。この2週間の研修を通して、現地の人の優しさに触れながら、英語は勿論のこと、日本とは全く違うアメリカの文化を学ぶことができました。これからももっと英語力を上げて、様々な国に行って文化に触れてみたいと思っています。

 

②【上海師範大学・夏期語学研修】国際経済学科1年・松下亜未さん

今まで海外に行ったことがなかったため、大学生になったら絶対留学したいと強く考えていました。そもそも私が海外に行きたい理由は他にもいくつかあり、その中でも自分自身を少しでも変えたいというのが一番の理由でした。今回、担任の先生の勧めで、中国の上海師範大学の短期留学という機会をいただき、そこから中国語の勉強を頑張りました。留学の準備をしているときは、不安よりも初めて海外に行けるという楽しみでいっぱいでした。どんなことを勉強するのだろう、どんな場所に行けるのだろう...。この時の私の目標は、留学先の授業に積極的に取り組むことでした。留学を通して、結果的に少しでも成長して帰ってくることができたのかなと思います。これで、後期の授業も今まで以上に前向きに臨んだり、新たな留学に挑戦したりできると思います。具体的には、2年の夏から秋にかけてTOP10や長期留学をしたいと考えています。このように、大きなビジョンが描けているのは1年間中国に留学している3年生の先輩と中国語がペラペラな2年生の先輩に出会い、今回の研修でたくさんお世話になったからです。先輩方は、私たちが留学生たちと話す際に通訳をしてくれました。先輩方は日本語を話すかのように、流ちょうに中国語を話していました。その様子を見て私もあこがれを抱き、長期間留学して中国語がペラペラに話せるくらい勉強したいと思いました。何の準備もせず留学をするのはもったいないと思うので、後期にHSKの取得や中間テスト・期末テストの高得点を取得してから臨みたいと考えています。思い返せば留学を経験する前は、こんなに計画性をもって行動できませんでした。しかし、留学生たちとの出会いや彼らの授業に対する姿勢が私を変えてくれました。それは、自分でも自信をもって、今までと考え方が違うと言えます。このような素晴らしい経験をさせてくださって、本当に感謝しています。今回の留学にあたり、協力してくださったすべての方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。今の自分に満足せず、これからも自分自身を高めていけるように様々なことにチャレンジしていきます。もし、今後留学してみたいと考えている人には、上海師範大学をお勧めします。周りの留学生が勉強熱心で自分の勉強意欲を高めることができると思うからです。私も大学生の間にしかできないことを、存分に経験して自分の物の見方や考え方をどんどん広げていきたいと考えています。

③【FTU・夏期研修】国際経済学科1年・橋本咲登子さん

留学のきっかけは、発展途上国であるベトナムがどこまで発展しているのかを自分の目で見たかったこと、自分自身アジア圏の国に興味がありベトナムに行ってみたいと思っていたことです。また、海外に行ってみることで自分の世界観を変えたいと言うのも理由の一つです。留学の目標は大きく分けて4つあり、1つ目は英語や多言語をしっかり学ぶこと、2つ目はコミュニケーション力の向上、3つ目は行動力の向上、4つ目はベトナムの文化を知ることでした。研修中の授業は全て英語で行われ、ベトナムの経済事情やベトナムの文化、プレゼンテーションのスキルをあげる授業などを受けました。他の大学から来ている人たちと4~5人で1つのグループを作り、最終日にプレゼンテーションをするため何度もグループワークも行いました。また、ベトナム語の授業があり、ベトナム語でミニゲームをしたりして現地の人と交流を深めることもできました。滞在中は、主に2人1部屋のホテルでの生活で、1日のスケジュールが終わるとバスに乗ってホテルに行き、そこからはフリータイムという流れでした。週末もプログラムでやることが決まっており、有名な観光スポットであるハロン湾でのクルーズやベトナムの子供たちとご飯を一緒に食べるなど、観光や現地の方々との触れ合いなどを行いました。記憶に残ったこととしては、突然雨が降るスコールに遭遇したことやバイクの多さ、さらに車が通っているのにも構わず人々が通行する様子です。また、タクシーなどを呼ぶのに使うGrabというアプリの使い方が分からないときに、最初から最後まで教えてくれる人や英語があまり得意ではない私に頑張って日本語で話しかけてくれるベトナム人の人の良さにも感動しました。私の一番の目標である英語を学ぶことについては、3週間もいるとだんだんと英語を聞き取ることができるようになり、バスガイドさんが言っていることや多少の会話はできるようになったので、少しは目標を達成できたと思います。しかし、私たちと同じように日本から留学に来ている他大学の学生を見ていると積極的に話しかけに行ったり、質問されてもスラスラと答えられているのを見て英語が話せる大切さに気づきました。また、様々な人とコミュニケーションをとる機会があり、少しコミュニケーション力上がったと感じています。渡航する前は私自身英語も話せず、初海外で不安しかありませんでしたが、いざ海外へ行くと英語が話せなくても伝える気持ちがあればなんとか伝わります。現地の雰囲気、臭い、食べ物など実際行ってみないと経験することはできません。留学することで語学も学べて、他国に友達ができるなど、得るものはたくさんあります。是非、留学することに恐れずトライしてみてください!

 

学長から一言:海外研修や外国の大学に留学する学生が増えてきました!皆さん、しっかり成長して帰ってきていますねッ!!!大学は色々なチャンスを用意しているので、後に続こうかな~とちょっと迷っている学生さん、国際交流課を尋ねてみましょう!

 

 

 

 

 

 

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