【海洋生物科学科】しまなみテッポウギスの店舗販売&商品評価の突撃インタビュー!!
「テッポウギス・プロジェクト」の成果の一端を報告します!!
皆さんこんにちは。海洋生物科学科学長室ブログ委員の Kenji♪ です。
今回は、福山大学ブランディング研究で展開中の「テッポウギス・プロジェクト」についてレポートします。
福山大学大学院工学研究科生命工学専攻を修了後、内海生物資源研究所において魚類の増養殖技術の開発を行っている藤川技術職員からのレポートです。
テッポウギスの商品開発お披露目会
皆さんこんにちは。技術職員の藤川です。
11月9日、廻鮮寿司しまなみ曙店において我々が育ててきたテッポウギスの商品開発のお披露目会が行われましたので、その模様をお知らせします。
当日は、海洋生物科学科沿岸資源培養学研究室の学生4名とともに参加しました。
11月6日から実施した一般販売を含めた試験出荷は、今回で2度目になります。前回よりもシロギスのサイズは大型化しているので、お客様の反応も気になるところです。
関連する前回の記事(11/7)では、先に行われた試食会の様子やメニューが丁寧に記載されていますので、そちらも是非ご覧ください。
店内には、シロギスの活魚水槽が設置されていました。「早朝にパッキングしたシロギスが水槽内で泳いでいる!!」…元気そうでホッとしました。
席に着き暫く待っていると、しまなみ寿司で開発された「シロギス御膳」が運ばれてきました。
それでは、手を合わせていただきます(一人ピースしてるけど…)。
お寿司や天ぷらなどなど…うまいうまいと口に運びます。自分たちで育てたシロギスですので、なおのこと美味です。
食事の合間には、広島ホームテレビさんからインタビューを受けました。少し緊張気味で笑顔がぎこちない…。放映は11月13日になるそうです。今から楽しみです♬
試食会の後、感想を参加学生に聞いてみました
齋藤大君…
「自分たちで育てたシロギスがお寿司を始め、天ぷらやお吸い物など様々な料理に使われ、どれもシロギスの良さが前面に出て驚きました。まだまだテッポウギスへの道のりは長いですが、試食会を通して一段と研究への探求心が湧いてきました。残りの学生生活を、より一層研究に取り組みたいです」
西藤年良君…
「お寿司、天ぷら、茶わん蒸し、お吸い物、それぞれが工夫されていてとても美味しくいただきました。臭みがなく、甘みのあるシロギスでした。これからは、生産量をもっと安定させて多くの人にシロギスの良さを伝えていきたいです。まだまだ25cmの“しまなみテッポウギス”まで多くの課題がありますが、これからも解決に向けて研究していきます」
杉山智哉君…
「シロギスを生で食べるのは初めてで、臭みなく食感も良く美味しかったです。お寿司は7種類もあり、いろいろな組み合わせで楽しむことができました。これからは、安定的に生産が行えるように研究や飼育により力を入れて美味しいシロギスを多くの人に提供できるように頑張りたいと思います」
出口竣悟君…
「僕は、釣りによく行くのでシロギスを食べる機会は多いのですが、生で食べるのは初めてでした。臭みなく、プリプリとした歯応えの中で、ほんのりとした甘みも感じられてとても美味しかったです。機会があればまた食べたいと思います」
学生のみんなは、世に出て行ったシロギスの美味しさを実感し、ますますやる気も出たようです。何より何より。
私も一言…
「養殖シロギスは、活魚として出荷できるため、今までにない味わいを楽しむことができると思います。味についても申し分ないと感じています。お客様は、シロギスを刺身や寿司で食べる経験はあまりなく、生きたシロギスとなると食べたことが無いと好評とのことをスタッフの方がおっしゃっていました。生産した者として、非常に喜ばしい限りです。しかし、サイズは、25cmのテッポウギスと呼ぶにはイマイチまだ小さいですが、これからはこれが「しまなみテッポウギス」だ!! と胸を張れるよう、大型シロギスの安定生産技術開発に切磋琢磨していきたいと思います」
最後になりましたが、今回、養殖したシロギスを廻鮮寿司しまなみの商品として開発・提供していただいた株式会社アペックスインターナショナルの大瀧社長並びにシロギスの輸送や調理に携わってくださったスタッフの皆様、美味しさタグの作成にご協力いただいた生命栄養科学科の諸先生方、学生の方々、そして養殖シロギスに携わってくれた学生の皆様に厚く御礼を申し上げます。
学長から一言:養殖に直接たずさわっている教員や学生だけでなく、商品化には、企業や商店、地元の人等々、たくさんの関係者のご協力とご支援が必要ですねッ!!!ご協力に感謝!そして、まだまだゴールはこれからですが、た・の・し・み!!!