【経済学科】体育館にて「ボッチャ体験会」を開催!
本学体育館にて経済学科が主体となり、福山松永ライオンズクラブ、スペシャルオリンピックス日本・広島の尾道支部と共催し、10月13日(日)、主に松永地域の高齢者や障がい者の方を対象とした「ボッチャ体験会」を開催しました。その運営スタッフとして経済学科の学生が参加しましたので、その様子を中村和裕がお伝えします。
ボッチャについて、一般社団法人日本ボッチャ協会のホームページを参考に紹介させていただきます。
ヨーロッパで生まれたボッチャは、重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目でもあります。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを上から下から投げたり、あるいは蹴ったり、転がすなどして、いかに近づけるかを競います。
障がいによりボールを投げることができない場合でも、自分の意志を競技アシスタントに伝えることができれば、今回の体験会では使用しませんでしたが、勾配具(ランプ)を使いて競技に参加できます。
ボッチャという競技は、老若男女や障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が一緒に、そして競い合えるスポーツです。
経済学科の学生は、ボッチャのコートづくりや審判、そして選手として参加しました。コートづくりや審判を行うためのルール学習について、ゼミの時間を使いながら事前学習を行い体験会に備えました。
開催準備を終えて、体験会が始まりました。
開会式では、本学を代表して富士副学長が挨拶されました。
その後、試合が始まり、学生は審判員として、また選手として運営と共に試合を通じて、松永地域の高齢者介護施設の方々や福山松永ライオンズクラブの方々、そしてスペシャルオリンピックス日本・広島の方々との交流を行いました。
学生チームは予選リーグを1位で通過し、決勝では敗れましたが、2位という結果でした。
多様な方々と触れ合うなかで、学生たちがどういったことに刺激をうけたかはわかりませんが、とても楽しそうにしている姿は印象的でした。ボッチャというスポーツは、多様な人々の競争力や競技力の違いに対して一定の平等を提供できるコミュニケーションツールと感じました。学生たちがこのような体験を通じて多様な人々を考える、そんな時間になっていたのなら幸いと考えるところです。
最後に、このような機会をご提供いただいた福山松永ライオンズクラブ、スペシャルオリンピックス日本・広島の尾道支部、松永地域の皆様に感謝を申し上げます。今後とも、引き続きよろしくお願いいたします。
学長から一言:これは学生たちにとって、多様な人々の多様な可能性を実感できる、素晴らしい機会でしたねッ!関係者の皆々様、ありがとうございました!!!