【人間科学研究科】第1回大学院セミナー開催!
研究を進める上でのコツを主に院生の皆さんに伝える「大学院セミナー」を、人間科学研究科では、毎年開催しています。2018年度の第1回セミナーは、4月17日に心理学科棟(29号館)で開催されました。研究科長の青野篤子教授がその時の様子を執筆しましたので、学長室ブログ担当の野寺(心理学科)が報告します。
英語で書く 英語で発表する
英国Leicester大学から応用言語学が専門のJim King先生が来日されたのを機に、本学大学院生に、「英語で書く・話すコツ」について話していただきました。
Leicester大学と言えば、考古学チームがリチャード三世の骨を発見したとか、最近では眞子さまが留学していたとか、けっこう有名な大学ですが、キングさんはそこで、世界各国から来た大学院生に「英語の教え方」について教えています。
彼は2002年に初来日し大学で英語を教え始めましたが、日本人の学生は教室でなぜ静かになるのか疑問に感じたそうです。その後オーストラリアで修士号、さらに故郷のノッティンガム大学で博士号を取得しますが、そのテーマは「日本人学生の教室での沈黙」でした。
今日のセミナーでは、研究も紹介しながら、英語に親しみ、英語の力をつけるにはどうしたらよいかを、わかりやすく説明してくださいました。大学院生27名、教員6名の参加がありました。以下、参加者の感想を紹介します。
参加者の声
・キング氏は専門が応用言語学ということで心理学にも割と近い分野だと思いますし、元々言語学にも興味があったので、キング先生の本も読んでみたいと思いました。
・自分は4年生で初めてこのセミナーに参加させていただきました。大学院進学を考えており、将来英語で論文を書けるようがんばりたいと思っています。
・Listeningしやすいようにとてもゆっくりと丁寧に話して下さり、聞き取りやすく助かりました。久しぶりにnativeの発音にliveで触れることができて充実した時間でした。
・英語の論文を読むことに少し抵抗があり関連研究の論文のみを読んでいたが、キングさんの言う通りまずはたくさん読んでみることから始めようと思いました。
・英語でのセミナーだと聞いていたので、理解できるか不安でしたが、King先生の英語はとても聞き取りやすく、わかりやすかったです。特に最後の方にあったプレゼンデ―ションについて、実際に実演してくれておもしろかったです。
・基本的な英語のListening力がないことがわかりました。少し内容の理解が難しかったです。
・とてもわかりやすかったです。毎日少しずつ、朝に論文を書く時間をとることはやってみようと思います。また、発表の仕方も英語だけでなく日本語の発表でも役立つので勉強になりました。
「キングさんともっとお話ししたい!」と、集まってきた学生達と一緒に、最後に記念撮影をしました。
学長から一言:よい機会を捉えて、良い学びでしたねッ!英語で論文を書く意欲がわいてきたようですねッ!英語の論文が出版されたら、ぜひ学長室訪問してください。。。学長室ブログに載せましょう!!!