【建築学科】建築家・浦辺鎮太郎の建築展に学生制作の作品模型が展示!
現在、倉敷市のアイビースクエアにあるアイビー学館で「建築家・浦辺鎮太郎の仕事 倉敷から世界へ、工芸からまちづくりへ」が開催されています。この展示会は、倉敷を拠点に活動した建築家・浦辺鎮太郎生誕110周年を記念して企画されたもので、会場に展示する作品模型の制作を全国15大学の学生が担当しました。
このプロジェクトに建築学科も参加し、会場に展示する作品模型3点の制作を担当しました。また、展示会オープンの前日に模型製作に携わった15大学の学生による研究大会が開催され、制作を担当した学生が発表を行いました。
この一連のプロジェクトについて、大島教授から届きましたレポートをブログスタッフの酒井が紹介します。
「建築家 浦辺鎮太郎の仕事」・「建築家 浦辺鎮太郎の建築模型に関する研究大会」報告
倉敷を中心に活躍し、質の高い個々の建築から街づくりまで手がけた建築家・浦辺鎮太郎の展示会「建築家・浦辺鎮太郎の仕事 倉敷から世界へ、工芸からまちづくりへ」が、10月26日(土)から12月22(日)まで岡山県倉敷市のアイビースクエアで開催されます。 【浦辺鎮太郎建築展・外部リンク】
開催日前日の10月25日(金)に、会場に展示する作品模型の製作を手がけた全国15大学の学生が、製作を通して得た建築家の作品性や製作時の工夫等を発表する催し物が行われました。
建築学科では、3作品を制作して発表を行いました。会場には各大学で作成した模型が展示され、その精密さは工芸品を見ているようでした。
製作期間は、今年の3月から9月の初めまでの約6ヶ月間、大島ゼミと佐藤ゼミの学生たちと私(酒井)の混成チームの体制をとりました。製作は、実施図面の解読、模型用図面の作成、各部品の切り出し、仮組、組立てまで行い、図面作成指導と製作指導をそれぞれ大島教授と私が担当し、9月4日(水)にやっと完成させました。
指定された材料は、作り慣れているスチレンボード系の材料ではなく、全てシナベニアであったために切り出しに時間がかかり、組立てにおいても壁等のコーナーの「ピン角」をだすために丁寧な作業が要求され、その結果、細密で工芸品のような作品が完成しました。
模型制作に参加した学生たちは、今回の体験を通して得たものを現在手がけている卒業設計、設計課題や将来に向けて生かしていかれることを期待します。
担当:大島秀明教授
学生が制作しました作品模型が展示されています「建築家・浦辺鎮太郎の仕事 倉敷から世界へ、工芸からまちづくりへ」は、12月22日(日)まで倉敷市のアイビースクエアで開催されています。学生が作りました渾身の作品模型の実物を、是非ご覧に会場へ足をお運びください。なお、この催しは2020年11月から横浜市の赤レンガ倉庫でも開催されます。
【展示会案内・外部リンク】建築家・浦辺鎮太郎の仕事 倉敷から世界へ、工芸からまちづくりへ
また、このプロジェクトの一環として図録集が出版されており、各作品の解説とともに本学の学生が制作を担当しました作品模型が掲載されています。
【図録集・外部リンク】「建築家 浦辺鎮太郎の仕事」 B5変判・320頁、ISBN 978-4-7615-3252-9、学芸出版
ブログスタッフ:酒井
学長から一言:著名な建築家の業績を紹介するのにその作品模型を作成するのですから、責任は重いし神経も極限まで使いますね。。。学生の皆さん、お疲れさまでした!写真で見るだけでも、素晴らしい模型になっていることがよく分かりますよ!たくさんの人に見ていただいて、建築家 浦辺鎮太郎の仕事を感じ取ってもらえるとうれしいですねッ!!!指導の教員の方も、お疲れさまでした。