【工学部】歓迎!島根県立情報科学高校

【工学部】歓迎!島根県立情報科学高校

大学で『ものづくり』を伝えるということは、どういうことでしょうか。。。 3月29日(木)、昨年に引き続き島根県立情報科学高校のみなさんが福山大学を訪問され、今年度は工学部のスマートシステム学科、建築学科、情報工学科、機械システム工学科の4学科を見学されました。今年度の見学会の様子を工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)伍賀が報告します。

今回の見学会は、工学部2,3,4号館と機械システム工学科の24、32号館をめぐるツアーの形式で行われました。この工学部ツアーが開催されるまでに、香川工学部長より、「大学で『ものづくり』を伝えるということ、『工学とは何か?』」と題した講義がありました。高校生のみなさんには「工学」「理学」といった耳慣れない言葉がでてきましたが、皆さん熱心に耳を傾けてくれていました。

香川学部長イントロダクション ”「工学」とは何か?”

高校生のみなさん、真摯に聴講してくれています

今回の工学部ツアーのメニューは以下のようなものでした。

○ 建築学科:学生による卒業制作、卒業設計の展示の説明、建築の世界についてのミニ講義、CADとCGを使った設計演習の体験

○ 情報工学科:指さしポインティング技術によるお絵かきソフト体験、視線の動きを利用した薬剤師の処方箋チェック支援、タヴレット端末による屋外案内板

○ スマートシステム学科:プロジェクトルームと軽作業室のロボット製作現場見学、ガンダムプロジェクト操縦席でのロボット操縦体験、研究室見学

○ 機械システム工学科:生産加工実習設備見学、高速光造形機実演、自動車実習等と学生フォーミュラカーの見学

スマートシステム学科の見学の様子をご紹介します。まずは、スマートシステム学科が取り組んでいる「ETロボコン」の内容をプロジェクトルームで見学。床に貼られた黒テープのラインに沿って走行するロボットの実演を見て頂きました。

皆さんの視線の先には、ラインに沿って走るロボットがいます。

プロジェクトルームの廊下を挟んだ作業室にて、昨年のブログで紹介されて以来、建築学科とスマートシステム学科の実習や卒業研究に活用されているレーザー加工機の実演を行いました。この実演は私が担当しましたが、学部3年次生の実習授業で製作したオブジェを小型サイズにし、マスコットにしてお土産にしてみました。高校生のみなさんには大変評判がよかったはず!(手前味噌)。

レーザー加工機が高速に精密な形状を加工していく様子にびっくり!

蝶々模様と花模様のマスコットをレーザー加工機で大量生産

スマートシステム学科の研究室見学では、ゼミ室入口のガンダムプロジェクトの操縦室に乗り込んでもらい、遠隔操縦でロボット操縦の体験をしてもらいました。ロボットに搭載されたカメラからの映像が操縦席内部に映り、これをもとに操縦をするのですが、体験した高校生からは、「なかなか難しく練習が必要!」とのコメントを頂きました。

写真ではコックピットハッチが開いています。この操縦席の中に乗り込みます

ロボットに搭載のカメラを頼りに操縦はむつかしい!!

今回の見学会では、高校生の皆さんの反応も大変よく「貴重な体験になった」との声が聞かれ、また、引率の教員の方々からも「生徒のキャリア形成上、非常に価値がある体験ができた」と喜ばれ、感謝の言葉をいただきました。今後、工学部として、島根県立情報科学高等学校のみなさんが関わる島根県のITフェアや文化祭などで、積極的にコラボレーションができたら素晴らしいと感じました。島根県立情報科学高等学校の生徒の皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。

 

学長から一言:高校で情報科学を学んでいる高校生の皆さん、大学ではこんな高度な学びが出来るんだ!という実感を持って帰られたことと思います。。。次は新入生として、福山大学の門をくぐる人が出てくるかな!楽しみにしていま~す!

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