【教養講座】今年度第2回目の教養講座は「備後圏の里山・里海資本主義」
里山・里海をテーマとして開かれた教養講座の記事が、大学教育センターの津田講師より届きました。(竹盛投稿)
今年度第2回目の教養講座が、7月19日(金)に開催されました。今回の講師は、『デフレの正体-経済は「人口の波」で動く』 『里山資本主義-日本経済は「安心の原理」で動く』(角川oneテーマ21)の著者である藻谷浩介(もたに こうすけ)先生でした。テーマは、「備後圏の里山・里海資本主義~知っているようで知らないその魅力と可能性」でした。
現在、福山大学では、福山大学ブランディング推進のための研究プロジェクト「瀬戸内の里山・里海学」を実施していますが、大学の視点とは別の角度から里山・里海学について、福山や備後圏域の歴史、産業、地域の魅力について都市圏や他の町と比較しながら講義していただきました。
講義では、講師が一方的に話を行う座学形式とは大きく異なり、終始、いろいろな事例の設問が出され、それに学生が自ら考え、その答えやなぜそう考えたのかについて、まわりの人と話し合い共有する形式で進められました。
その内容は、数字を用いた根拠に基づく事実と、根拠なくいつの間にか持っているイメージの違いについて自覚することができる講義でした。
学長から一言:なかなか型破りの講演というより問答!1人対1000人の間で、誰も眠らせることなく問答を続け、話しはどこに収斂するのか中盤までは予測も付かせず、しかし終わってみれば、私たちが今住んでいるこの備後の里山・里海の魅力を多角的に学生に把握・納得させているという。。。これは離れ技ですねッ!!!藻谷先生、ありがとうございました!