【生命栄養科学科】令和元年度 臨地実習出発式!
2008年に設立した生命栄養科学科は、今回で10回目の臨地実習出発式となります。
その様子についてK助手がまとめました(投稿は学科の学長室ブログメンバー、S)
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本学科は管理栄養士養成施設ですので、臨地実習を履修し単位を取得することが必要です。
臨地実習の目的は、「実践活動の場での課題発見、解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識及び技術の統合を図り、管理栄養士として具備すべき知識及び技能を修得させることを目的とする」と定められています(管理栄養士養成施設における臨地実習及び栄養士養成施設における校外実習について/関東信越厚生局-地方厚生局-厚生労働省)。
具体的には、管理栄養士が活躍している現場で、管理栄養士の業務と必要な専門的知識と技術を実践的に学びます。臨床栄養学をより学ぶために病院へ、公衆栄養学をより学ぶために保健所・保健センターへ、給食経営管理論をより学ぶために事業所・小学校・学校給食センターへ学びに行きます。
実際の現場での貴重な体験を通して課題・気づきを発見し、問題解決に取り組む過程も重要な学びです。
また、管理栄養士としての仕事にはコミュニケーション能力も重要です。普段の授業では、学内の教員や学生など限られた人以外と関わることがあまりありません。今まで関わったことのない実習指導者の先生、実習先で出会う患者様や小学生など、実習期間中だけでも多くの方と関わることになります。緊張して思い描いた通りに意見を伝えられないという後悔や、準備をしっかりして相手に分かりやすく指導することができたという自信を得る経験などが、管理栄養士になるための一つの糧となります。
出発式は、そのような臨地実習に出発する決意や意気込みを学科教員や学部長へ宣言することで、学生自身の気持ちを引き締める式となっています。
学部長並びに学科長の挨拶後、学生代表が宣誓を行いました。
学生代表は、背中に在学生や教員のまなざしを受けながら、山本学部長へ神妙な面持ちで臨地実習に向けての意気込みを宣誓しました。
本学科の臨地実習は、一番早い学生で3年生の夏から実際の現場に行き、指導を受けます。そのため夏休みは、前期授業期間の準備はもちろんのこと、実習課題のおやつ作りや献立作成、指導案の試案など、準備期間があっという間に終わり本番となります。
実習生の皆さんの中には、実習を目前にして緊張や不安を感じている人もいると思いますが、現場に行った際にもっと準備しておけば良かったと後悔しないようにしっかりと準備して、臨地実習に挑みましょう。学科教員は全力で皆さんをサポートします!
学長から一言:管理栄養士の卵さん達、あと1年あまりで孵化する、その前段階の重要なステップの実習ですねッ!皆さん自身の実習ですが、外に出たら福山大学の名前も背負っていることを忘れないようにしましょうね。。。しっかりした準備が一番の自信の素です!!!行ってらっしゃ~い!