【機械システム工学科】学生フォーミュラカー、ゼロハンカーの走行会を行いました!
3月26日、笠岡工業高校など高校3校と共同で、福山大生の手作りによるフォーミュラカー、ゼロハンカーの試走会を行いました。学長室ブログメンバーの小林が報告します。
機械システム工学科では、3年生向けプロジェクト型授業において「EV創作」、卒業研究において「小型モビリティの開発」などを実施しています。また、平成28年からは「学生フォーミュラに挑戦」(工学部みらい工学プロジェクトの1テーマ)も実施しています。
今回の試走会は、それらを通じて開発した車両の技術検証と、地元高校との交流を目的とするもので、福山大学2台、笠岡工業高校2台、おかやま山陽高校3台、水島工業高校1台が参加しました。
福山大学の車両は、250ccのエンジンを搭載した学生フォーミュラー教材車両と、小林研究室で製作した4サイクルエンジンを搭載したゼロハンカーです。福山大学から参加した学生は、学生フォーミュラーのメンバ3名と小林研究室の研究を手伝っているモノづくり倶楽部の学生1名です。
毎年2月に府中市で実施している「全日本EV&ゼロハンカーレース」は50 ccのエンジンを搭載したゼロハンカー向けのレースのため、今回の走行会は250 ccのエンジンを搭載する学生フォーミュラーの走行実験をする良い機会でした。福山大学の学生だけでなく、走行会に参加している高校生や引率されている高等学校の先生もフォーミュラーカーの走りに興味津々です。
ゼロハンカーとの車両構造の違いや製作方法について、多くの質問を頂きました。
3時間の走行で、学生フォーミュラの3名の福山大生はゼロハンカーと学生フォーミュラーカーを何度も試走させ、それぞれの車両の違いによる特性をつかんだようです。
また、モノづくり倶楽部の福山大生もゼロハンカーに試乗し、現在の車両の問題点や改善点に気づき、新たな車両のイメージが浮かんだようです。
試験走行をすることで実習工場や研究室ではわからないことが明らかになっただけでなく、笠岡工業高校、おかやま山陽高校、水島工業高校の方々と交流を深めることができ、大変有意義な走行会でした。
ここで得られた情報をもとに、新しい車両の開発を進めていく予定です。
学長から一言:車好きにはたまらない走行会ですねッ!高校生の皆さんの興味をたくさん引っ張り出せかな?!?(実は私には、ゼロハンカーとフォーミュラーカーの区別がさっぱりつかない???)