【経済学科】第3回RENOVATION SCHOOL@福山に学生がサポートメンバーとして参加!

【経済学科】第3回RENOVATION SCHOOL@福山に学生がサポートメンバーとして参加!

福山市経済環境局経済部産業振興課が主催する第3回RENOVATION SCHOOL@福山(1/25・26・27)に経済学科の2年生5名(岩本拓樹くん 慶留間大智くん 田中香帆さん 中川実優さん 則本真侑さん)がサポートメンバーとして参加したので経済学科の中村和裕がその様子をお伝えします。

枝廣市長は、市政について福山駅活性化を一丁目一番地とおっしゃっていますが、このRENOVATION SCHOOL@福山は、その具体策として昨年度から開催されています。
内容としては、福山駅前周辺を中心とした実在する空き物件を題材としてリノベーション事業プランを練り上げる実践的なスクールとなっています。スケジュールは、1月25日は、ガイダンス・オープニングアクト・対象案件見学・まち歩き・ユニットワーク他、26日は、ショートプレゼン・ライブアクト・ユニットワーク他、27日は、公開プレゼンテーション、クロージングアクト他、以上の内容です。
参加者は、19歳から50歳代まで、福山市民だけではなく、尾道市や岡山県や鳥取県、島根県、そして福岡県や東京都からの参加もありました。21名の参加者を3グループ(ユニットA、ユニットB、ユニットC)に分けて事業計画を作成します。3グループそれぞれで活動した学生に概要と感想を紹介してもらいます。

ユニットA
こんにちは、経済学科(総合経済コース)2年の田中香帆です。私のユニットは、伏見町にある空き物件を担当しました。ユニットのメンバーには、建築関係(デザイン、設計)の方や、アーティスト(画家、鉄芸術)の方などがおられました。そういった関係から最初はギャラリーをしたいとの提案がありましたが、ギャラリーだけではビジネスにならないとの意見からギャラリーと何かのコラボをするという方向性になりました。そこで伏見町のことを調べていくと、伏見町にはコインランドリーがないなどの地域の課題がわかりました。最終的には、福山市出身の世良公則さんが結成したロックバンド「世良公則&ツイスト」にかけて、ツイストドーナツとギャラリーのコラボのお店の提案に至りました。

(左から2番目が田中さん)

今回のリノベーションスクールに参加した感想ですが、私自身伏見町に触れたのが初めてで、伏見町がシャッター街であることをはじめて知りました。当初スクッラプアンドビルドで目新しいものを作ればいいという考えでした。しかし地元の方の意見を聞いて、昔の賑わいを取り戻したいと思う反面、今の静けさがなくなるのは嫌だという思いを知りました。そして事業計画を一人で決めるのではなく、みんなで決めていくという工程を体験し、いろんな考えの方がいると思いました。自分の意見を持つことも大切ですが、相手の意見を尊重し、その意見を目標に対してどう組み込んでいくかが大切と感じました。

ユニットB
こんにちは、経済学科2年の中川実優(総合経済コース)と慶留間大智(スポーツマネジメントコース)です。私たちのユニットは、霞町で経営していた花屋さんの物件を担当しました。ユニットメンバーには、建築関係の人、広告代理店の人、大学生、主婦等の様々なバックボーンをお持ちの方がおられました。事業計画は、物件を町の人とDIYして村を作っていくという内容でした。

(右上が中川さん、右下が慶留間くん)

私(中川)がこの活動で学んだ事は 0から物を作っていこうとする事の難しさの中にも楽しさがあるということです。各グループに分かれ初めて会った人達と何もわからない状態から、同じゴールを目指していく事を想定しておらず、まずグループに溶け込むってとこから躓きました。しかし、年の差関係なく自分の言いたいことや言わなきゃいけないことは発言し、周りの意見を聞いて取り入れるとこは取り入れてという事を上手くして行くことで、グループのまとまり感や達成感を感じられました。この3日間のリノベーションを通じて私はもっと成長しなければならないなと感じました。学生だから言えないのはあたりまえだろうとか、まだ学生だから許されるだろうと言う甘い考え方を捨てて、 これからより多くのボランティア活動や野外活動に参加し 自分の未熟な部分を変えて行きたいと感じました。

ユニットC
こんにちは、経済学科2年の則本真侑(総合経済コース)と岩本拓樹(スポーツマネジメントコース)です。私たちのユニットは、三の丸公園のリノベーションを担当しました。ユニットメンバーは、建築関係やデザイナー、大学生などで構成されていました。事業計画としては三の丸公園のリノベーションの為に福山パークガールというユニットを結成して活動していくという内容になりました。

(奥側右が岩本くん、奥側右から2番目が則本さん)

私(則本)はこの活動の中でこうなりたいと思える大人との出会いがありました。それはユニットCのリーダーの女性です。意見のばらつきをまとめる力があり、人の意見には必ず相槌を打ち、話しやすい雰囲気を作っていました。そしてサポーツスタッフの私にも三日間を通じて役割を与えてくれたので、何をやるべきかが明確で動きやすかったことです。一つ年上の福岡から来た大学生が、自分自身の意見を持ち積極的に発言していたことも刺激を受けました。当初は目標があいまいで、全員が共有できるほどの目標ではありませんでしたが、多くの意見交換や、現場の視察などから全員が共有できる目標になりました。このことから一つの目標ができればその集団は進んでいく、全員が共有できる目標が大切と感じました。今後も計画した事業に参加しようと思います。また大学の同級生などの話し合いで実践していきたいと思います。三日間のリノベーションスクールを通して、楽しくないとかマイナスな感情を抱いていた時間もありましたが、最終的な事業案を聞いた時は自分も参加してみたいなと思いました。また、ずっと話を聞いていて、私たちのグループは意見を突き通す人がいなくてまとまっていました。これもまとめる力のあるリーダーが、上に立ってみんなを引っ張っていたからだと感じました。グループワークをする時は、1つの目標を出してそれに向かって話し合いを進めて行くべきなのだと思いとても刺激を受けました。

以上参加学生からの報告でした。最後に福山市経済環境局経済部産業振興課のリノベーションスクール担当の皆様には様々なご配慮をいただき誠にありがとうございました。参加した学生はネガティブな面もポジティブな面も含めて、学びや気づきの多い時間となったようです。それぞれに関わった事業計画が進むことで、関わらなければ他人事の計画が我がごとの計画と認識されることを期待しています。

 

学長から一言:素晴らしいアクティブラーニングになりましたねッ!特に、初対面の学生以外の人たちも混じるグループで、一つの目標に進むという経験はとても素晴らしい!福山市経済環境局経済部産業振興課の皆様、グループのお仲間の皆様、ありがとうございました!!!どれか、実現するといいですねッ!!!た・の・し・み!!!

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