【人間文化学科】ブルガリアからの留学だより(2)
ブルガリアのソフィア大学に留学中の人間文化学科2年生・長見さつ葵さんより留学の様子を伝える二度目の便りが届きました。ブルガリアでの学びはどのようなものなのでしょうか。以下、担任の村上が転載します。
******
昨年の10月からソフィア大学の教育学部で学んでいます。現在履修している科目は、intercultural educationやSocial work with woman victims and violenceなどです。今日は、水曜日に受けている「European intercultural dialogue by education」という授業の様子について報告したいと思います。
この授業では、ヨーロッパの歴史を学びました。とりわけ日本人にとっては馴染みのないバルカン半島のコソボや、セルビアなどの旧ユーゴスラヴィアについての講義は知らないことばかりでとても興味が湧きました。最後の講義ではブルガリアの世界遺産について学び、次の時間に日本の世界遺産についてプレゼンテーションをすることになりました。一緒に講義を受けていた他大学の学生と相談し、私は広島の世界遺産についてプレゼンテーションをすることにしました。聞いてくれるのはブルガリアの先生と生徒なのでとても緊張しました。私は原爆ドームと厳島神社についてプレゼンテーションをおこないました。
そのなかで、原爆ドームは本来は違う建物(広島県物産陳列館)だったことを紹介しました。また、原爆の子の像や、原爆資料館、平和の鐘なども一緒に紹介しました。厳島神社については、海上社殿や大きな鳥居、鹿などとともに、名物の水中花火も紹介しました。広島といえば多くの海外の方は原爆を思いうかべてくれます。ただ、なぜアメリカによって原爆が投下されたのか、被害の大きさはどれほどなのか、今投下された場所がどうなっていて、どのようにして守られているのかを知る人は少ないです。今回のプレゼンテーションで私が説明したことはほんの一部ですが、広島のことを紹介することができてよかったです。
winter semesterを通して、少し日本のことを外から見ることができたと感じています。次のsemesterもたくさんのことを吸収できるように頑張りたいと思います。
学長から一言:長見さん、ブルガリアで素晴らしい学びを続けていますねッ!日本の紹介で広島を選んだのですね。。。世界遺産になってタイムリーなだけでなく、広島で生まれ育った私としても、感慨深いものがあります。。。この後もしっかり学んでください。。。期待していま~す!!!