
【経済学部】台湾研修③-2025 台湾・日本SDGs 学術交流・学際的研究プロジェクト編 PartⅡ-
福山大学経済学部の学生が、7日間にわたって台湾への研修旅行を敢行しました。引率した税務会計学科の大城朝子准教授から、楽しい研修の報告第3報が届きましたので、FUKUDAI Magメンバーの税務会計学科堀田がお伝えします。
税務会計学科の大城です。今回は台湾研修③として、プロジェクトの4日目と5日目の様子をご報告します。
4日目:研究発表及びワークショップの開始
第4日目の午前中は、各大学の教員によるSDGsに関連した研究発表が行われました。午後には、台湾と日本の大学生がグループに分かれ、ワークショップを実施しました。
開会にあたり、なんと台南市長がご挨拶にいらっしゃり、「台南はすでに台湾のデジタルノマド拠点となっており、日台のSDGs協力を通じて双方の交流を一層深めていけることを期待しています」とのお言葉をいただきました。台南市は、リモートワーカー向けの環境整備(コワーキングスペース、カフェ、高速インターネット)を推進し、デジタルノマドに適した都市として発展を遂げています。
研究発表では、僭越ながら私、大城も「Entrepreneurial Education and SDGs in the Bingo Region – A Verification Using Text Data –」と題し、発表をさせていただきました。非常に緊張しましたが、貴重な機会となりました。
午後からのワークショップでは、台日学生の異文化交流を深めることを目的とし、台南での現地視察を通じてSDGsの目標を取り入れた持続可能な都市づくりを考えるプログラムが実施されました。
アウトプットとして、日本と台湾の学生が協力し、台南の持つ持続可能性と伝統の融合を映像で発信することが求められました。
福山大学は、台湾義守大学の学生3名と、済学研究科留学生の王 宏宇さん、税務会計学科の武田 康汰さん、経済学研究科交換留学生の付 正さんの6名のチームで参加しました。
また、国際経済学科留学生の王 星蕊さんは、和光大学の皆さんと台湾の社会人の方を含む4名のチームに加わりました。
顔合わせの後、それぞれのチームが「台南での現地視察を通じて、台南市の魅力を再発見し、SDGsの目標を取り入れた持続可能な都市づくり」についてのリソースを探しに街へと繰り出しました。
どのグループも夜遅くまで短編映像、SNSプロモーション、PPTプレゼンテーションを作成しました。短い時間で本当によく頑張っていました。ToT
5日目:プレゼンテーション
福山大学大学チームは、2番目の発表となり、和光大学さんと混合となったチームは3番目の発表となりました。
自身の研究発表の時よりも緊張しました。
プレゼンテーションの結果は・・・
福山大学チームは特別審査員賞、和光大学さんとの混合チームは最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。
それぞれに感謝状もいただきました。
今回のプロジェクトでは、台湾の皆さまが私たちを温かく受け入れてくださり、素晴らしい学術交流の機会を提供してくださいました。そして、実践的なワークショップを通じて、学生たちは持続可能な未来について多くを考え、成長することができました。台南の歴史と文化を肌で感じながら、学びの幅が広がる貴重な経験となりました。特に、学生同士の活発なディスカッションと現場視察を通じて、国際的な視点を持ちながらSDGsの実践に取り組む意義を再認識しました。
いただいたご縁を今後も大切にし、学びやキャリアに活かせるよう努めてまいります。このような機会を提供してくださった台南市の皆さまをはじめ、本プロジェクトのご尽力いただきました皆様に心から感謝申し上げます。
学生の感想
済学研究科 経済学専攻1年 王 宏宇さん
私は福山大学の王 宏宇と申します。今回のプロジェクトを通じて、台南の魅力を改めて実感しました。伝統的な建築と現代の要素が融合し、持続可能な都市づくりが進められていることに感銘を受けました。また、さまざまな国や地域の建築再生の事例を学び、とても新鮮な視点を得ることができました。グループ発表では思うような成果を出せませんでしたが、チームワークの重要性を改めて理解しました。今後、機会があれば、また皆さんと協力して取り組みたいと思います。 最後に、台南市市長をはじめ、蔡先生、黄先生、各大学の学生の皆さん、台湾の学生の皆さん、そして関係者の皆様に心より感謝申し上げます。機会があれば、また台南を訪れたいです。
経済学研究科 交換留学生 付 正さん
福山大学の付正と申します。今回の台南市のSDGs研修プロジェクトに参加して、主催者の台南市政府、華一扶輪社と台湾SDGs協会の方々と日本の和光大学、周南公立大学、駒沢大学と台湾の大学の皆さんにたくさん助けていただき、本当に感謝しております。多くのことを学び、とても貴重な経験になりました。そして、言葉が通じない場面でも、皆さんが温かく交流してくださったことに感動しました。台南は本当に魅力的で、美しい街で、また訪れたいと思います。改めまして、皆様のご支援に深く感謝申し上げます。
国際経済学科3年生 王 星蕊さん
福山大学の王 星蕊です。台湾研修を終えて、心より感謝申し上げます。 まず、黄先生と蔡先生には、温かいおもてなしとご指導を賜り、誠にありがとうございました。先生方のご親切なお心遣いのおかげで、貴重な経験を積むことができました。そして、台湾の大学の皆さんと日本各地から参加された大学、和光大学、周南公立大学、福山大学、駒沢大学の皆さんと一緒に学び、多くの経験を受けることができたことを嬉しく思います。皆様との出会いに感謝し、今後のご活躍をお祈り申し上げます。誠にありがとうございました。
税務会計学科3年 武田 康汰さん
福山大学の武田康汰です。このたびの台湾研修では、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。ワークショップの開催にあたり、お食事やスタジオの準備・手配をしてくださった黄先生や蔡さんをはじめ、各大学の先生方、台湾の皆様には、温かいご支援とお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。皆様のおかげで、充実した学びと貴重な経験を得ることができました。
また、日本からともに参加した和光大学、周南公立大学、駒澤大学の学生の皆様にも感謝申し上げます。他大学の皆様の発表や取り組みから多くの刺激を受け、大変勉強になりました。お互いを思いやる気持ちを実感するとともに、異なる視点や考え方に触れることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
この研修で得た学びを今後の人生に活かしてまいります。そして、今回ご縁をいただいた皆様とのつながりを大切にし、今後とも交流を深めていければと思っております。改めまして、このたびの研修に関わってくださったすべての皆様に、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
●メディア掲載
今回の活動は多くのメディアにも取り上げられました。
動画ニュース
デジタルメディア
前々回の投稿:【経済学部】台湾研修①-開南大学応用日本語学科の皆さんとの交流編-
前回の投稿:【経済学部】台湾研修②-2025 台湾・日本SDGs 学術交流・学際的研究プロジェクト編 -
学長から一言:税務会計学科の大城朝子准教授が引率し実施された台湾研修旅行報告の第三弾。これまでの2回の報告はどちらかと言うと訪問、見学の側面が強かったのに対して、今回の報告は、日本から参加の各大学教員によるSDGsに関連した研究発表や日台大学生の混合グループでのワークショップなど学術的側面を見ることができ、たいへん充実した一連の研修活動であったことが分かります。