【経済学部】台湾研修②-2025 台湾・日本SDGs  学術交流・学際的研究プロジェクト編 -

【経済学部】台湾研修②-2025 台湾・日本SDGs 学術交流・学際的研究プロジェクト編 -

福山大学経済学部の学生が、7日間にわたって台湾への研修旅行を敢行しました。引率した税務会計学科の大城朝子准教授から、楽しい研修の報告第2報が届きましたので、FUKUDAI Magメンバーの税務会計学科堀田がお伝えします。

 


皆さん、こんにちは。税務会計学科の大城です。

台湾研修として、台南市で開かれたプロジェクト、2025 Taiwan-Japan SDGs  Academic Exchange and Cross-Disciplinary Research ProjectCollaborative Innovation for Educational Equity and an Inclusive Sustainable Futureについて、詳細をお伝えします。 

今回のプロジェクトには、日本から和光大学、駒澤大学、文教学院大学、周南公立大学、福山大学の5大学が合同で参加し、教員6名、学生12名の計18名がプログラムに参加しました。

プログラムは、大きく分けて関連施設の見学、研究発表、ワークショップ、プレゼンテーションで構成されました。

 

3日目:関連施設見学

午前中は、沙崙智慧緑能科学城(シャルン・スマート・グリーンエネルギー・サイエンスシティ)を訪問させていただきました。 沙崙スマートグリーンエネルギーサイエンスシティは、グリーンエネルギー技術の研究開発と実証を目的とした科学都市です。

まず、職員の方から、再生可能エネルギーの実証実験や自動運転の試験場などを備え、スマートエネルギー、スマート環境、スマート交通の分野でのイノベーションを推進していることについて説明が行われました。参加者全員が熱心に耳を傾けていました。 

 

情報セキュリティ技術に関する説明では、学生からも積極的な質問が寄せられ、活発な議論が行われました。

 

こちらは、高さ11.8メートルの鹿の形をした風力発電機「風の使者」です。この鹿の角には風力発電機が組み込まれており、風を受けて回転し、電力を生成します。この設計は、嘉南平原に生息する梅花鹿からインスピレーションを得ており、自然の風力エネルギーの持続性を象徴しています。

また、園内には「太陽能樹」や「太陽的果實」など、太陽光や風力を利用した自主供給型の景観設備も設置されています。これらの施設は、再生可能エネルギーの活用と環境教育の場として、多くの人々に親しまれています。

 

午後の訪問:蘭亭居ナーシングホーム 

午後からは、蘭亭居護理之家(蘭亭居ナーシングホーム)を訪問しました。 この施設では、AIスマートケアシステムや補助テクノロジー機器を導入し、先進的なケアを実践しています。

 

施設には庭園や農園があり、入居者が自然と触れ合いながら生活を送ることができます。 

この訪問の様子は、台湾のデジタルメディアでも取り上げられ、『跨國長照經驗交流 日本SDGs代表團參訪樂活集團蘭亭居護理之家』というタイトルで報道されました。 

 

 

夜の交流会:台南華一扶輪社(台南ロータリークラブ) 

夜の食事会では、台南ロータリークラブの皆様に温かく迎えていただき、交流を深める貴重な機会となりました。

 

 

沙崙智慧緑能科学城蘭亭居護理之家台南華一扶輪社(台南ロータリークラブ)の皆様、私たち一行を温かく迎え入れていただき、誠にありがとうございました。 

今回の研修で得た知見を今後の活動に活かしてまいります。改めまして、温かいご対応に感謝申し上げるとともに、貴施設・貴団体のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。 

前の投稿:【経済学部】台湾研修①-開南大学応用日本語学科の皆さんとの交流編-

 

 

学長から一言:税務会計学科の大城朝子准教授が率いる台湾研修グループの現地活動報告の第二弾。今回の報告でも参加者がずいぶん頑張った様子が伝わってきます。実に多彩な施設を巡ることができました。個人の観光旅行などでは決して経験できない価値ある活動です。本学を含む日本国内5大学の皆さんと一緒の活動では、きっと大学間での交流も行えたことでしょう。

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