【サークル】学友会 海洋生物研究会 ~第3回広島県学生地域連携活動発表会に参加しました~

【サークル】学友会 海洋生物研究会 ~第3回広島県学生地域連携活動発表会に参加しました~

こんにちは。学友会「海洋生物研究会」で部長を務める生命工学部海洋生物科学科3年生の今村です。12月7日(土)に県立広島大学で開催された「第3回広島県学生地域連携活動発表会」に、本学代表として“私たちが日頃から取り組んでいる地域連携活動の様子”を発表してきましたので、ご報告いたします。(投稿は、海洋生物科学科FUKUDAI Mag.メンバーの阪本)

 


学生の地域活動と地域貢献

この発表会は、学生の地域活動の意義に関する講演を通じて、また多様な学生の地域貢献について学生自身が発表を行い、他大学の事例を知ることで切磋琢磨する学びの場を提供するものです。県民の多くの方に、そして大学での地域活動に関心がある高校生に、大学生の活躍を知っていただくために開催されており、参加校は年々増え、今回は県内各地から19校、特別参加として宮城県から1校の計20校が参加しました。本学としては今年初めての発表になり、当日の参加人数は221名(会場参加者166名、オンライン参加者55名)でした。

発表の内容には地酒BARの運営や回覧板アプリの開発、車中泊向けレンタカーの開発など、各校それぞれの専門分野や地域性を上手に活かして町おこしに取り組んでおり、非常に興味深く発表に聞き入ることができました。

私たち海洋生物研究会は生物調査海岸清掃活動博物館見学ツアーなどの様々な取り組みの中から、水辺の環境を学ぶ専門性を活かし、①尾道市や浦島漁業協同組合とともに取り組んでいるアマモ場と干潟の保全活動、および②福山市で開催している水圏環境啓発展示活動の2つに焦点を当てた発表を行いました。当日はスライドを用いた口頭発表の後に、内容についてより深く討議するポスターセッションの2部制で実施されました。また、口頭発表の様子はオンライン参加も可能なハイブリット方式で開催されました。

日頃の成果を発表しました

ポスターの前には、多くの方にお集まりいただきました

時間の関係もあり、口頭発表では会場からの質問はありませんでしたが、ポスターセッション開始後からはすぐに聴講者が集まり、休む間もなく討議が続けられました。どうやら、他大学にはない海洋環境に関わる発表で専門性も高く、口頭発表での質問には皆さん少し遠慮されていたようでした。高等専門学校教員や行政関係者、環境調査会社の方など、ブルーカーボン生態系に関わる取り組みにはとても関心を持っていただけました。

ひろしまジン大学代表理事の平尾順平先生からは、20校それぞれの発表内容についてご講評いただき、私たちの活動は地域を超えて瀬戸内海全体に発展させるべき課題であるとコメントいただきました。また、湯崎英彦知事広島県知事も会場にお越しになり、学生の取り組む地域連携活動の今後ますますの発展を期待したエールをいただきました。

それぞれ畑は違えども、広島県内で地域住民の方々と共に課題に取り組んでいる学生であることは同じ。他校の取り組みは、私たちにとって良い刺激、参考になりました。今回の発表会で得た学びや視点を、今後のサークル運営や連携活動に取り入れていきたいと思います。

手前左から、部長で3年生の今村泉仁さん、副部長で3年生の坂本弥生さん、会計で2年生の舛田葉音さん、奥側左から応援に駆け付けた1年生の清水栞太さん、顧問の水上講師

 

学長から一言:学友会のサークルの1つ、「海洋生物研究会」の皆さん、県内で地域連携活動に取り組む学生グループが日頃の活動を報告しあう催しで大いに頑張りましたね。大学での専門性を活かした海辺の環境保全の活動は、他大学に見られないユニークな内容で注目を集めたことでしょう。これからも積極的に広報活動に努めて欲しいものです。

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