【スマートシステム学科】OB溝上浩司氏の特別講義
「ビジネスを通じた社会問題解決へのアプローチ」という演題で、4月2日(月)のブログでも紹介しました工学部電子・電気工学科(現スマートシステム学科)卒業生で、MIZOUE PROJECT JAPAN (MIZOUE PROJECT JAPAN CORPORATION)代表取締役の溝上浩司氏(本学客員教授)が、講義をされました。この様子を工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)の伍賀が報告します。
この講義は、経済学部の専門科目である備後経済論Ⅱの授業の一環であり、備後地域の企業経営者の講義が自由聴講できます。12月13日(木)に行われました溝上氏の講義にも、経済学部の学生だけでなく、工学部スマートシステム学科の学生や外部からの方々が参加しました。
1号館ピロティでの溝上氏の講義の告知看板
講義は経済学部税務会計学科の張教授の司会で始まり、まずは溝上氏の来歴の紹介がありました。「福山大学OBである溝上氏の講義から在学生の皆さんも多くのことが学べるのではないかと期待しています。」とのことでした。
司会の経済学部税務会計学科 張教授
今回の講演内容は、ご自身の会社で開発された小型超音波診断装置WiZの紹介や起業して今に至った経緯、そして福山大学の在学中に学んだことなど、福山大学の学生のやる気を喚起させるような示唆がたくさん含まれていました。
講演される溝上氏
今回の講義を聴講したスマートシステム学科の学生を代表して、3年生の皆さんの感想を紹介します。
岩本さん:「学生時代に勉強すること、技術を磨くこと、人脈を作ることが大切だと感じた。また、今回のお話で薬事法をパスする製品を作ることが大変だということを知った」
川島さん:「溝上氏が最初に紙で作った試作品が印象に残っている。コツコツ積み上げていくことの重要性を実感した」
新木さん:「研究の重要性を痛感した。わからないことがわかるようになると意欲が高まる。また、わからないことを他人に尋ねることで人とのつながりができるということがよくわかった。」
田中さん:「人とのつながりを持つためのテクニックというのが必要だと思った。また、長期的な計画が立てられる人が成功するのだということを感じた」
学生の皆さんにも、学科OBで産業界で活躍する溝上氏の講演は大変刺激になり、多くの学びがあったようです。
起業して今に至る経緯を解説する溝上氏
また、今回は経済学部の授業として講演されましたが、福山大学の経済学部と工学部の電気系学科は1975年の開学時に誕生し、40年以上に渡って地域に多くの人材を排出してきました。今回の講義は学部を跨いだ人と人のつながりや文系・理系を持つ総合大学である福山大学のパワーを感じさせるものでした。
講義を聴いた経済学部や工学部の学生の皆さんも、社会の一線で活躍されている卒業生が多くいることを心強く感じたのではないかと思います。地域社会の発展に寄与することと、地域の中核となる幅広い職業人の育成を図ることは福山大学の使命であり、溝上氏に続くような活躍をしてくれる学生が多く現れてくれることを期待しています!
自由聴講なので多くの方が参加されました
学長から一言:溝上浩司さん、熱い講義をありがとうございました。。。私も比較的最近会って話しを聴きました。。。学位論文をいただきました。。。画期的な小型超音波診断装置WiZも見せていただきました!!!彼のあふれんばかりのファイトに圧倒されました(その時の学長室ブログはこちら)。。。ますますのご活躍を!!!